昨日の午後、秋葉原のベルサール秋葉原で「親鸞フォーラム」が開催されました。
基調講演 「親鸞いまを生きる ~幸福の追求と苦悩する現代~」
姜 尚中氏(東京大学大学院教授)
シンポジウム 「今、〈人間〉を見つめる ~悲しみのただ中から~」
高村 薫氏(作家)
鷲田清一氏(大谷大学教授 前大阪大学総長)
本多弘之氏(親鸞仏教センター所長)
コーディネーター 木越 康氏(大谷大学准教授)
親鸞フォーラムの案内はこちら
↓
http://www.shinran-forum.jp/
魅力的な講師陣ですので、参加申込者が随分多かったように聞いています。
幸い私も入場券を手に入れ、楽しみにしていたのですが用事ができて欠席。
【くりのみ会】のお仲間のKさんに聴講をお願いしました。
早速、Kさんからお礼のメールが届きました。
大学生の息子さんと出かけてくれた由。
私が聞くよりも、役に立ったようです。
◆◆ Kさんからのメール ◆◆
昨日息子と行ってきました。
帰宅後、娘も交えて『今を生きる』をテーマに語り合い、楽しい時間を過ごすことができました。
姜さんの博学、洞察の深さには驚かされましたが、やはり鷲田先生の体験から語られる聴くことの難しさ、本多先生の満州引き揚げ体験からくる今を生きると言うお話はズシッときました。
秋葉原という現代を象徴するような町での開催は見事!!としか言いようがありません。
フォーラムを終え会場を出たとき、今まで語られてきたことの意味、大切さが目の前に迫ってきたような感慨をもちました。何かが変わらなければ(姜さんは生まれ変わりたい、と言っていました)。
本当にありがとうございました。
◆◆ Kさんへ! メールありがとうございます ◆◆
Kさん、ご参加そしてメールありがとうございます。
先ずは、息子さん・お嬢さんと『今を生きる』をテーマにした家族ミーティングが展開された由。
大拍手。大アッパレ!(笑)です。
ミーティングの内容・雰囲気は、次回の【くりのみ会】でお話をしてきださい。
楽しみにしています。
秋葉原での開催。Kさんのご指摘の通り、本当に良いですね。
若者が集まる現代を象徴する町で、仏教に対する偏見・先入観や宗派がらみのしがらみ等々を脇に置いてもらい、特に若者には、真っ新な眼(まなこ)で仏教に向き合ってもらいたいですね。
コーディネーターの木越先生とは、6月にお会いできますので、秋葉原での開催の件はお伝えします。(前回は、六本木ヒルズだったと思います)
本多先生の満州体験に関連して、息子さんとお嬢さんにお勧めの二冊。
→ 藤原てい著 『流れる星は生きている』 中公文庫
→ 辺見 庸著 『瓦礫の中から言葉を わたしの〈死者〉へ』 NHK出版新書
ご存知かも知れませんが…
前者の、藤原ていさんは、作家新田次郎さんの夫人。『国家の品格』の著者・藤原正彦さんの母です。本書は、ていさんが子どもたちを連れて満州から引き上げの体験です。
後者は、今回の講演には関係がありませんが、最近読んだ本の中から若いお二人にお勧め。老婆(爺)心の押しつけです。
また。
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