午後1時30分~4時、区教育相談研修【基礎講座】の講師をさせていただいた。
私のような一教師で退職した者を、講師でお呼びいただいた区教委指導室の先生方に感謝をしたい。
今日の研修会は、私が再任用でお世話になったO小学校の同僚のSH先生の理科の授業を見せていただき、その後に、協議会をもった。
SH先生の授業は、3年生の理科で、単元名「明かりをつけよう」であった。
本時の目標は、「物には電気を通す物と通さない物があるのではないかということを問題としてとらえ、解決するための方法を考え、実行する」である。
日頃のSH先生の学級経営に裏付けられて、子ども達は自由に楽しそうに、そして集中して授業を展開してくれた。
参観の先生方も、感動していた。
協議会で、理科の研究を深めているSH先生のお話では、子ども達の「仮説」→「確証をもつ」「反証をもつ」を大事にしているとのことであった。
「確証」「反証」をする際には、「間違い」は全く問題にしていないそうだ。学習のプロセスを大事に尊重しているのだろう。
カウンセリングのレスポンス・共感的理解も、SH先生のお話と重なるように感じた。
カウンセリングでは、クライエントの語るところを、カウンセラーは「仮説」として受けとめ、受けとめたところを、「私(カウンセラー)は、このように(仮説)に受けとめたのですが・・・それでよろしいでしょうか?」とクライエントにレスポンスをする。
理科は、科学であるので「確証」「反証」になるが、カウンセリングは、クライエントの心を理解するところにあるので、「たしかめ」という言葉になる。
SH先生のお話から、先生が理科が好きで、理科の究められている熱意を、参加の先生方が感じてくれたようで、私も大変嬉しかった。
私の「教育相談」の話は、話したいことが多すぎ・整理が足りなくて、欲をかきすぎてとりとめの話になってしまった。