法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

応答的環境

2007年11月26日 11時12分59秒 | 日乗

24日の朝日新聞「天声人語」から。

 

子供の動作にすぐ反応が返るような状況を、保健学では応答的環境と呼ぶそうだ。五感はその中で豊かになる。「応答的」な遊び相手なら、思い通りに姿を変える粘土がもってこいだろう。手のひらや指先に、遠い感触がよみがえる

 

9月から、区立の幼稚園で介助のお手伝いに出かけている。
園児は、粘土や砂場が大好きである。

○○子ちゃんは、赤ちゃんの頃、大きな手術をした経験をもつ。
そのせいだろうか、入園後した4月から7月までは母子分離がスムースでなく毎日大泣きしていたそうだ。

 

私とは、9月からの関係であるが一番の仲良しである。
全く、泣くこともない。

○○子ちゃんは、登園するとすぐ、「砂場に行こう」「お山作ろう」を私を誘ってくれる。
砂場での遊びが一段落すると、縄跳び・鬼ごっこ・滑り台等々、遊びを広げていく。

この頃は、大変元気で、園庭を走り回る姿が頼もしく感じられるようになった。

「応答的環境」という言葉を知らなかった。
良い言葉である。


「応答的環境」とは、「応答的関係」「聞き合い」「話し合い」と置き換えても良いように思う。

 

これからも、園児達の言葉に耳を傾け、的確にレスポンスすることを大事にしながら残り20日余を楽しんでいきたい。

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