図書館で、俵万智の歌集三冊ばかりを拾い読み。
いくつか、ノートしてきた。
★俵万智さんの歌集より★
沈黙ののちの言葉を選びおる君のためらい楽しんでおり
にわか雨避けて屋台のコップ酒人(ヒト)生きていることの楽しさよ
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
むらぎもの心おもいきり投げんきっと天気になる明日のために
「うちの子は甘えんぼうでぐうたらで先生何とかしてくださいよ」
なんとなくわかったような気になって「登校拒否」とその子を呼べり
三行目の「さむいね」と…は、以前見つけてノートした歌です。
挨拶のある関係、レスポンスのある関係…良いですねー。
最後の歌に関連して。
スクールカウンセラーをしていてお会いする先生の中に、「この子は発達障害ですか?」「高機能自閉症ですか?」「アスペルガーですか?」といった質問を受けることが時々ある。
そのような時、「子どもにレッテル(診断名)をつけるのは止めましょう!」と提案することにしている。
そして、
「やわらかなやさしい心で…、スナップ写真を撮り続けるような気持ちで…寄り添っていきましょう」と、呼びかけています。
インパクトありましたね。
「寒いね」の詩は、たしか『サラダ記念日』に
入っていたのでは?という気がします。
若々しい新鮮な感覚で詠んだ短歌が
とても印象的です。
俵万智さんも学校の先生をされていただけあって、
教育関連?の短歌も多いようですね。
共感されるところも多そうですね。
『サラダ記念日』ですが、以前、随分テレビでも取り上げられていましたね。
「寒いね…」は、慈慧さんのご指摘の通り『サラダ記念日』にある作品です。
もう、30年程前のことでしょうか!
随分、TVでも取り上げられていましたね。
未婚で男児を出産したニュースを聞いたことがありますが、この頃、あまり情報を耳にしませんね。
高校の先生をしていた頃の歌も興味があります。
時間を見つけて、また、図書館に出かけます。