法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

里村専精師「浄土真宗にようこそ」No134

2022年04月10日 23時20分12秒 | 里村専精師の言葉

◆新型コロナの流行が収束しませんが、
 4月のカウンセリング研究会『くりのみ』は、予定通り開催の予定です。

 
4月のカウンセリング研究会【くりのみ】ご案内

◇4月16日(土)午前10時~12時
   親鸞とカウンセリングコース 『教行信証』音読&井戸端
 →会場:「タワーホール船堀」 会費:500円

◇4月22日(金) 午後6時30分~8時30分
 道元とカウンセリングコース 『正法眼蔵』講義&坐禅
 講師:駒澤大学教授 石井清純先生
 →会場:「タワーホール船堀」 会費:1000円

◆zoom法音道場も開講しています。


里村専精師
「浄土真宗にようこそ」No134をお届けします。

フッサールが残した学業は、今では人間の存在を問う哲学になっています。
科学が理念的には正しくとも、生きた人間そのものを失ってゆく。
真実の人間の学がなくなれば、誰もが不幸だと。
フッサールの手がけた仕事は、キリスト教圏での革命的な学びでした。
諸学が全部危機に瀕していると、フッサールは言いました。
もしフッサールが、天親菩薩の学びを知っていたら…。
この間1600年の隔たりがあります。
が、天親菩薩の学びまでが、現代の蒙昧の中に埋もれています。
それは単なる宗教ではなく、人間の大道だというのにです。
フッサールの叫びは、現代では天親菩薩の学びにも適合します。
仏道は、天親菩薩にとっては人間成就の大道でした。
天親菩薩は、小乗の学びから大乗の学びへのすべてを尽くしています。
その念仏の生涯は、仏道の完璧な形を示しています。
天親一人の救いには、人間すべてが応えられる大道があります。
フッサールが求めた問題だけではなく、天親菩薩はその答えを示しています。


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