法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

仏陀の境涯

2021年01月05日 20時44分30秒 | 毎田周一師の言葉

新型コロウィルスの感染。
首都圏を中心に感染が拡大加速の由。
明後日(7日)、
東京都と埼玉、千葉、神奈川3県を対象に緊急事態宣言の発令とのこと。
病気の時は、医師・医療関係者の指示・指導を最優先するのが鉄則。
(経済と感染予防の両輪)とか
(go to トラベル go to イート)は、
ピントはずれの政策でした。
各各ができることは限定的ですが、
静かに、新型コロナが収束するのを待ちましょう。

毎田周一師の「遊戯三昧」(ゆげざんまい)をお届けです。


「遊戯三昧」

釈尊が悠々と行かれたのは、
自分が何か特別のことをするといふ特別者の意識をもって居られなかったからであり、
自ら凡夫としてありのまゝの人間に同じてゆかれたからである。
悠々とは見るものゝ立場である。
待つもの、随順するもの、謙虚なるもの、自己否定者の立場である。
それでは彼は何をするのであるか。
たゞ遊びゆくばかりである。
遊戯三昧こそ仏陀の境涯である。
そこには何一つせねばならぬことがない。
何事かをこの世に於いて実現せねばといふことがない。
期して待つべきことあるのみである。
何を待つのであるか。
真理が自らを実現することをである。
それは眼前の現実が、
真理の事実となて現れてゐること以外ではないといふことである。

 『毎田周一全集 第一巻』  
   「澄む月のひかりに」より


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「朝まで 生 “首相記者会見”... | トップ | 「グルーバル資本主義社会」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

毎田周一師の言葉」カテゴリの最新記事