法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師「浄土真宗にようこそ」No90

2018年06月16日 22時59分46秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No90をお届けします。

煩悩をなくしてブッダになるというのは、身のほどを知らない者の言い分です。
自覚とは言うものの、凡夫の自覚は凡夫である事実に即したもののはずなのです。
凡夫を辞めることが出来るのは、超人でも無理です。
しかしながら、この生死を超えた真実の叫びは凡夫として生きるしかない人々にも呼応します。
罪悪生死の凡夫であっても、微かではあっても根源的な真実の叫びが聞こえます。
それは凡夫を超えて聞こえていますから、凡夫を辞める必要はありません。
しかしそのような仏道は、凡夫の上に実現はするものの凡夫のものではありません。
凡夫を辞めるのではなく、凡夫の事実を場として如来の悲願を聞いてゆく。
ここに親鸞が生きた大道があります。
凡夫を痛む真如として、それは本願という形をとりました。
それが凡夫を包む無上の方便なのです。
南無阿弥陀仏という六字は、浄土を指し示す方法ですが…、
それは遥かにというか横様(横超)というか、真如法性から現れたものです。
世間に現れている限り、世間の視野でしか評価されていませんが…。
それは有漏の世界に在りながら、厳然として無漏の大行なのです。
凡夫を課題として、仏道はその殆どの勢力を尽くしていると言えるようです。

 

《声明カウンセラー・釋真聴》は、以下の学習会を主宰しています。

◇カウンセリング研究会【くりのみ】
     *タワーホール船堀
 *道元とカウンセリングコース(毎月一回 最後の金曜日・夜)
 *親鸞とカウンセリングコース(毎月一回 最後の土曜日・午前)

◇「歎異抄」うたと語り合い in 願海庵(毎週水曜日・夜)
               
*本郷三丁目「願海庵」


◇(願海庵)やさしい仏教塾(毎月一回 最初の金曜日・夕)
               
*本郷三丁目「願海庵」


具体的な日程はコチラから。
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《声明カウンセラー・釋真聴》は、
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また、ご参加の皆さんによる井戸端(語り合い)を大事にしています。
ご同行の皆さんのご参加をお待ちしています。

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