法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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「犀の角のようにただ独り歩め」

2016年06月02日 23時09分47秒 | 日乗


お昼前、虎の門病院に入院の先輩のお見舞い。
その後、徒歩で、虎ノ門~内幸町~国会議事堂前~国会図書館に向かいました。
写真は、国会議事堂前の道路。
国会も閉幕中。
歩道を歩くヒトは、ほとんどいません。

独りの老人が、A-3大のプラカード持って歩いていました。

その老人の後方。
数メートル後を、ピッタリと一人の私服警官が尾行していました。
老人は、何の悪さをするものでもありません。
大声でコールするものでもありません。
ただ、プラカードを掲げているだけです。

歩道から、走り去る車に向けて、
ただ、「アベ政治 反対!」のプラカード提示するだけの示威行動です。

たった独りの示威行動。
ボクは、老人に声をかけました。

「お独りでの行動ですか?」
老人は、答えます。
「はい。独りです。独りが良いです。自由に、意思表明が出来ます」

ボクは、独りの行動に感銘を受けました。
「素晴らしい行動ですね」
老人は、答えます。
「はい。大学時代の友人は、(おまえの考えは素晴らしい)と言ってくれますが、
一緒に行動をしてくれません。
でも、それで良いです。
こうして、示威行動をしていると、走り去る黒塗りの車には効果的なのです」

更に、ボクは、質問を続けます。
「私服警官が尾行していますね」
老人は、答えます。
「はい。いつものことです。時には、数人の警察官に取り囲まれることもあります。
あなたが、プラカードを持っていないから、今日は宜しいですが…。
持っていたら、すぐに、囲まれます。
警察官は、(誰と話した?)と、(どこのヒトだ?)と素性を詰問します」

ボクは、質問します。
「毎日、おいでになっているのですか?」
老人は、答えます。
「週に2~3回です。
本当に厭な時代になりました。メディアは、本当のことを報道しません。
自民党も公明党も、裏でお金でつるんでいます。民進党も同じです。」

あまり長話をすると、老人の示威行動の邪魔になります。

「ご苦労様です。ボクも、アベ政治は反対です」と伝え、
道路の反対側に横断歩道を渡りました。

私服警官は?というと、無線で連絡をとっているようです。
老人の前後、更には反対側道路を、制服警官が尾行しているようでした。

ボクは、思うのです。
最近の警察の、過剰警備を…!
いやな空気が漂う日本です。
伊勢志摩サミットの前後は、ボクの住んでいる私鉄の駅にも警察官が立っていました。

それと、ガードマンも多くなりましたね。

「平和な日本」「美しい日本」とは真逆の方向に急転しているように思えてなりません。

しっかりと選挙に行きましょう。
自分の頭で考えて、しっかりと投票しましょう。
紐付きの投票はイケませんよネ。(笑)

ブッダの、
「犀の角のようにただ独り歩め」
のような老人でした。

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