結論を先にしますと、
「何でも民営化!」に反対です。
昔。1982年の第二臨調あたりからでしたか!
国営企業の分割・民営化が押し進められました。
日本電信電話公社がNTTに。
日本専売公社がJTに。
日本国有鉄道がJRに。
日本郵政公社が日本郵政グループに。
etc
マア、これ以外にも、昨今は、水道事業民営化、保育園の民営化、公立図書館の民営化・・・
多方面で、分割やら民営化が進みます。
メリットもあるでしょうが、デメリットも気になります。
実は、この課題を取り取り上げたくなった、
小さな具体的な出来事を書いてみたい。
◆先日、都内宛ての郵便物を発送したのです。
金曜日投函ですから、翌日か翌々日の日曜日に到着と思い込んでいました。
ところが、火曜日になっていましました。
確かめたところ、土曜・日曜・祭日の普通郵便の配達は無い由。
知りませんでした。
切手代は値上がり。それなのに、サービス低下ですよね!
◆郵便局の振込用紙での送金。
これまで、現金でも無料で送金できました。
ところが、同じ振込用紙でも、キャッシュ・カード、通帳からの送金は無料。
現金の場合は手数料110円の由。サービス低下です。
◆生家の東伊豆町稲取への帰省。
20歳代からずっと「踊り子号」で往復利用でした。
いつも自由席利用で、重宝していました。
乗車の時、ビールを1本購入して発車時に「グー」と一気にやれば、
到着の稲取駅又は東京駅まで爆睡です。(笑)
ところが、この自由席がこの春のダイヤ改正で全席指定席の由。
サービス低下です。
◆先日、所用で亀戸駅下車。
急にトイレに行きたくなったので、
改札口のスタッフに声をかけて「トイレを貸して下さい」と。
スタッフ「スイカで入場してください!」と。
マア、若い頃、ヨーロッパに出かけた時に、
公共のトイレは、有料でした。または、チップだったかな?
(日本はすばらしい!)と思っていたのですが・・・
昔は、おおらかだった。
ゴミ箱も撤去です。
乱暴な言い方ですが、
民営化は利益を株主に還元する必要があります。
一番早い方法は、人件費の削減。
サービスは、悪くなりますよね。
それと心配になっていることは、労働組合の組織率も下がります。
政権・経営者側との力関係も弱体化します。
先日、連合の吉野会長は、麻生副総裁や小渕優子議員と会食の由。
マア、昔なら考えられません。
公務員や公務員に準ずるヒトが少なくなることは、
災害や万一の場合の危機対応の動員も弱体化です。
維新主導の大阪。
このコロナ禍で、保健所機能や病院関連弱さが顕在化だそうですネ。
また、仙台市での水道民営化もはじまるようですが・・・
「民営化・分割化」
メリット・デメリットを徹底検証する必要があります。
具体的な結論はもちませんが、
個人的には、市民のための基幹的なものは(赤字覚悟)でも維持するのが宜しいように思います。