法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

『教行信証』は、論文か?

2020年10月08日 23時28分18秒 | 日乗



今晩は、週一回の東京大谷声明学園の通学日でした。
伽陀初段「若非釈迦勧念仏」と報恩講の念仏・和讃を勉強してきました。

帰路、台風余波の雨の中、稲荷町から上野まで歩き、
お仲間の井◇さんと一杯。

井◇さんは、勉強熱心な後輩。
声明学園の他にも、幅広く学んでいます。

某所で、『教行信証』を、或る先生の処で学んでいる由。
一回の4時間程の学びで、『教行信証』の2、3行を進める程度と。
そして、井◇さん曰く、
「『教行信証』は論文集ですから、
多角的に深く、他の文献等とも較べながら学んでいます」と。

そこで、ボクからの反論。
「『教行信証』は、論文集ではありません。親鸞さんの「求道記」「求道録」です。
ですから、論文として読むのは間違いです。
親鸞さんは、学者の真似事は嫌っていますでしょう」と。

(薫習の読書)を井◇さんにお伝えしたのですが、
どうも腑に落ちない感じでした。

また機会がありましたら、話し合おうと思っています。

*写真は、『顕浄土真実教行証文類 総序』(坂東本)です。

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