里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No94をお届けします。
着々とした法の顕現の歴史を承けて、親鸞の真実信心が語られます。
七祖は、総て無量寿経に学んだ人たちです。
無量寿経の伝承によって、一貫した法(大行)が明らかになります。
龍樹(1.2C.)も天親( 3.4c.)も、本願の経に学びました。
殊にこの二人は、他の流派の達人のように見えるのですが…。
実は、「無量寿経」の本願に基づいてきちんとした論議を遺しました。
大乗の論師としてよりは、
本願に自己を見出した人たちによって法が明らかにされます。
一切の衆生を救って余りある念仏に、超世の法を見たのです。
七高僧たちは、その法の顕現に預かった人たちです。
そしてそれはきちんとした本願の歴史を形成しています。
そのような法の歴史に呼びだされて、親鸞の信がありました。
ですから、その信には現実に行じて働く本願の誠があります。
親鸞の己証は、本願の行の歴史全体に承けた偉大な感動があります。
親鸞が見つめている信には、人間の歴史を貫く超世の本願の事実があるのです。
身は凡夫ですが、どんな凡夫をも救う法が親鸞には確認されていたのです。
そのような信こそ、仏道の根源を実現している大行との出遇いです。
《学習会のご案内》
◇カウンセリング研究会【くりのみ】 *タワーホール船堀
*道元とカウンセリングコース(毎月一回 最後の金曜日・夜)
*親鸞とカウンセリングコース(毎月一回 最後の土曜日・午前)
◇「歎異抄」うたと語り合い in 願海庵(毎週水曜日・夜)
*本郷三丁目「願海庵」
◇(願海庵)やさしい仏教塾(毎月一回 最初の金曜日・夕)
*本郷三丁目「願海庵」
具体的な日程はコチラから。
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《声明カウンセラー・釋真聴》は、
お仲間の皆さまとご一緒に、
『教行信証』『歎異抄』『正法眼蔵』の音読&『親鸞和讃』をうたっています。
また、ご参加の皆さんによる井戸端(語り合い)を大事にしています。
ご同行の皆さんのご参加をお待ちしています。