法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師「浄土真宗にようこそ」No87

2018年04月13日 22時33分16秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No86をお届けします。

浄土真宗は、親鸞の見つめている仏道です。
そこには、仏道がその歴史を通して展開してきた成果の総てがあります。
そしてそれだけではなくて、親鸞において初めて可能になった学びがあります。
信の分析・本願の分析などは、親鸞以前にはないものです。
三願転入とか真仮分判などは、新しい教学の歴史的な展開でした。
如来の「教」と「行」は歴史を貫く真理ですが、
「信」と「証」は親鸞によって新しく吟味されます。
勿論、それは勝手なものではなく、伝承に基づいて新しく展開されたものです。
言わば歴史を承けて、歴史に応えるものこそ浄土の学びなのです。
「信」が二つの自力の信に簡んで、真実の信だと言われているのは新しいことです。
今の私たちには古い感じなのかもしれませんが、実は斬新な教学の成果なのです。
十方衆生に呼びかけられた本願に三つあります。
順序で18・19・20の本願ですが、これに配当して信心を厳密に追及したのは親鸞が初めてです。
このことは、世界の宗教にとって実に重大な発言でした。
そしてその意義は、宗派や仏教だけの狭い範囲で囲うことが許されないものです。
少なくとも親鸞の提起した信の分析は、きちんとした大行の歴史を承けたものです。
さもなければこれらの教学は独断だと言われても仕方ありません。


《声明カウンセラー・くりのみ》は、以下の学習会を主宰しています。


◇カウンセリング研究会【くりのみ】
     *タワーホール船堀
 *道元とカウンセリングコース(毎月一回 最後の金曜日・夜)
 *親鸞とカウンセリングコース(毎月一回 最後の土曜日・午前)

◇「歎異抄」うたと語り合い in 願海庵(毎週水曜日・夜)*本郷三丁目「願海庵」

◇(願海庵)やさしい仏教塾(毎月一回 最初の金曜日・夕)
*本郷三丁目「願海庵」


具体的な日程はコチラから。
   ↓
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/calendar/calendar.htm

《声明カウンセラー・くりのみ》は、
『教行信証』『歎異抄』『正法眼蔵』の音読&『親鸞和讃』をうたっています。
また、ご参加の皆さんによる井戸端(語り合い)を大事にしています。
ご同行の皆さんのご参加をお待ちしています。

 

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