法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

「不可思議光」の前に

2013年11月09日 22時11分44秒 | 日乗

区立図書館で、
『金子大栄随想集 第一巻』を借りて読んでいます。

本書から、「不可思議光」について【落穂拾い】しました。

反省によってあらわれる南無の心は、必然に南無阿弥陀佛にむかうのであります。
しかし、その阿弥陀佛とはいかなるものであるかは、まだ説明しないのでありますから、
今の分はただあるものでよいのであります。
何物かの前に合掌礼拝する、それが人生の自覚においてあらわれねばならないものであります。
そのあるものはおそらく「光」と呼ばれるべきものでありましょう。
帰依の心は不可思議なる光の前に、あらわし出された暗の自己を見るからです。
しかし我等は、その光の何たるかを究める前に、深くわが暗に眼覚めねばなりません。
真に暗を知る心は、そのまま光にむかわしめるのであります。
まことに不可思議な光であります。
それゆえ親鸞は、南無不可思議光如来と呼ばれました。
それこそは親鸞の自性の反省であり、人生苦における心証であったのであります。
そればこの帰依の道は、決してかぎられた人の特別なるものではありません。
たといその道を行く人は少なくとも、道それ自体は何人といえども必ず行かねばならないものであります。


にほんブログ村ブログランキング参加用リンク一覧   応援のクリックよろしく。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月の《教育とカウンセリングコース》が終了しました。

2013年11月09日 21時35分08秒 | 日乗

本日午前、 11月の《教育とカウンセリングコース》 が終了しました。

ご参加は、総勢8名(男性4名 女性4名)でした。

3名の方から、ご都合で欠席の連絡がありました。
ありがとうございます。

学習の内容は、予定通りでした。
◆懐奘  『正法眼蔵随聞記』の音読    
◆ロジャーズ著 『パースナリティと行動について一理論』 音読&意見交換
◆井戸端(楽談) 

(命題2)に関連で、父親との関係についての体験談がだされました。
また、お二人の方から、初めてカウンセラー経験の事例を語ってもらいました。


次回は、12月7日(土)です。
皆さんのご参加をお待ちしています。

 

 

にほんブログ村ブログランキング参加用リンク一覧   応援のクリックよろしく。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする