前月20日、日本女子大学・桜楓カウンセリング研究会主催の講演会に出かけました。
講師は、医師の中村仁一さん。
講演会の内容は、過度に医療・介護に依存する現代人への警鐘でした。
中村医師の「医療の鉄則」は、
①死にゆく自然の過程を邪魔しない
②死にゆく人間に無用の苦痛を与えない
というものでした。
納得の講演内容でした。
後日、図書館で写真の著作を読んでいるものであります。
中村医師は、
「本人に治せないものを、他人である医師が治せるはずがない」
とのお考えで、自然治癒力を大事にしています。
ぼくも、カウンセッリングの勉強を始めた頃、
「自然治癒力」の大事なjことを教えていただいたことが思い出されます。
中村医師の好きな学説。
「治療の根本は、自然治癒力を助長し、
強化することである」という「治療の四原則だそうです。
①自然治癒の過程を妨げぬこと
②自然治癒を妨げているもの除くこと
③自然治癒力が衰えている時は、それを賦活すること
④自然治癒力が過剰である時は、それを弱めること
本書の中で、
人間は、「死に際は、脳内ホルモン耀物質が分泌されて痛みを感じない」と述べられています。
「死に際」だけでないく、極限状態でも同様だそうです。
ぼくは、中村先生のお考えを支持しよう考えているところです。