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法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

葬儀・埋葬の型

2023年12月06日 23時18分32秒 | zoom法音道場

今晩のZoom法音道場

先ずは、一分間念仏。

次に、
先日、報恩講で京都に出仕した井◇さんから、
報恩講の様子をお聞きしました。
観光客でごった返す京都だそうですが、
コロナ後の影響、門徒さんの高齢化で、
本山におまいりする方々も減少の様相とか。

次に、
森◇さんが、毎日新聞に掲載された、
松本正紹圭師の「地球環境循環する堆肥葬」の記事を紹介をしてくれました。

記事に依りますと、
アメリカの一部で、「コンポスト葬」が拡がっている由。
現在の火葬スタイルは、最も多く二酸化炭素を排出する埋葬法で、
体重68㌔の体重の人の火葬に車が7725㌔走ると同じエネルギーが必要になる由。
このように二酸化炭素を排出する火葬から、
遺体を完全に堆肥にかえす葬送「コンポスト葬」が注目されている由。

早々の型は、長い時代・それぞれの国や地域で特色があります。
ボクも幼稚園児の頃の記憶。
親戚の老婆の葬式で、老婆をタライに入れて湯かんをしていました。
また、座棺や寝棺で土葬をした記憶もあります。
マア、最近は100%火葬ですが、
アメリカの一部で「コンポスト葬」があることは知りませんでした。
森◇さんに教えてもらった次第。

マアマア、葬儀の型はそれぞれです。
親鸞さまは、
「遺体は賀茂川に流して魚の餌にしてほしい」と遺言されたそうです。
親鸞さまにならって、「江戸川に流して」とは遺言できませんので(笑)
せめて「何処かの合葬墓でOK」と遺言しているところです。

ですから、「地球環境循環する堆肥葬」も歓迎ではありますが、
何か科学的・合理的の考え至上で大上段から言われますと、
ちょっと引っかかりますなー。(笑)

今のところは、そっと「何処かの合葬墓」ということにしておきましょう。

なむ ナム


zoom法音道場(12/4~12/8)の予告

2023年12月03日 21時48分40秒 | zoom法音道場

Zoom法音道場
来週(12月4日~8日)の予定をお届けします。

◆12/4 月曜日
 am10時30分~11時30分 『歎異抄 第17章』音読&井戸端
 pm20時30分~21時10分 『高僧和讃・14』をうたいます。

◆12/5 火曜日

 am10時30分~11時   『高僧和讃・7』をうたう&井戸端

◆12/6 水曜日
 pm20時30分~21時10分 『教行信証・証巻』 音読&井戸端

◆12/7 木曜日
 am10時30分~11時   『唯信抄文意・7』音読&井戸端

◆12/8 金曜日 
 am10時30分~11時30分 『正信偈』『同朋奉賛』をうたう。
 pm20時30分~21時10分 『高僧和讃・15』をうたいます。


この法音道場は、「親鸞さまのお声を直に聞く」ことを眼目にしています。
具体的には、
所謂専門家の解説や講演等はありません。
音読&うたう&井戸端(楽談タイム)です。

会費は、無料。
出入り自由。
怪しい「道場(学習会)」ではありませんので、

ぜひ、ご自分の「眼」で確かめてください。

ご連絡ください。招待メールを送付いたします。


「親鸞和讃」をうたいましょう!

2023年11月21日 23時36分54秒 | zoom法音道場

Zoom法音道場 :『親鸞和讃』コース

火曜日 am10時~11時
月曜日 pm8時30分~9時10分
金曜日 pm8時30分~9時10分

親鸞さまの『三帖和讃』をうたっています。

一般人向けの《親鸞和讃教室》です。

指導役は、東京大谷声明学園のお仲間の井◇さんとボク。

僧侶の方、門徒さんのご参加も歓迎ですが、
親鸞さまの “お声”を聞くことに関心のある方なら、どなたでも大歓迎です。

只ゝ、素朴に親鸞さまの『三帖和讃』をうたうことが “眼目”の教室。

初心の方、大歓迎。
丁寧にご指導させていただきます。

もちろん、会費等の心配は全くありません。
もちろん、あやしい教室ではありません。(笑)

先ず、ご自分の “眼”でたしかめてください。

もちろん、出入り自由です。(笑)

少し慣れると、どなたでも簡単にうたえるようになります。
発声は、「身心柔軟」の近道であります。


*写真は、ボクの「学習ノート」です。

連絡先 2738kuri@gmail.com


「かりものの自分」「うすっぺらい自分」

2023年11月20日 23時23分49秒 | zoom法音道場

本日、月曜日10時30分~11時30分は、
定例の『Zoom法音道場・歎異抄音読の会』でした。

当初、「第十七章」を音読&楽談タイムの予定でしたが、
久しぶりにご参加の◇◇さんのお話しを聞かせていたできました。
◇◇さんは、若い頃上京、結婚出産をはさんで裁判所で定年まで働いていた女性。
生家は関西。
お母さまを6月、お父さまを10月に見送られた由。
◇◇さん。
これまでも、お若い頃からの確執があった由。
また、この数年、老化・痴呆気味の両親の介護のための帰省。
ご苦労話をZoom楽談タイムでも聞かせてもらってきました。
個人情報ですから、詳細は省略しますが、
本日は、お若い頃からの母親との確執、介護、別れの時間の中で、
ずっと自分を見つめ直してきた由。
◇◇さん曰く、
「自分という存在が、何か借りもの・薄っぺらいモノのように思います」と。

私からのコメント
道元さまは、『仏道をならふといふは 自己をならふなり』と教えています。
親鸞さまは、自己を“煩悩具足“と認知しています。
借りモノの自分・薄っぺらい自分であることの “気づき”が、
真実の学びの“種子(シュウジ)”になるように思います。
大事に育てていくのが、
◇◇さんにとっての仏道・念仏道・カウンセリング道の機縁になりそうですね、と。

さて、先日のZoom法音道場でお仲間の小◇さんから紹介のあった、

高橋源一郎著

一億三千万人のための『歎異抄』
朝日新書 

が手元に届きました。

Zoomのお仲間、くりのみ会のお仲間には、
*高橋源一郎さんのように、自分ことばで『歎異抄』を記す。
*『歎異抄』の継続的な音読を通して、親鸞さま、唯円さまの “お声”聞く。
この二点に取り組みましょうと投げかけさせてもらいました。


「真理の認識」

2023年07月13日 22時10分31秒 | zoom法音道場

毎週の平日、Zoom法音道場を七コマ開催しています。
昨日のBLOGでも紹介したところですが、
本日(7/13)は、『仏説無量寿経』読誦&井戸端コースでした。

『三誓偈』の読誦の後、
最初の法蔵菩薩の三つの「誓い」について説明させてもらいました。

昨今、仏教に対する関心も薄くなり、
現代人の「仏教」との接触場面が、
「葬式仏教」「先祖供養」etcとなっているのが何とも悲しく思います。

仏教・お釈迦様の教え・親鸞聖人&道元禅師の教えは、
我々独り独りの(在り方)についての指針(杖)だと思います。

三つの誓いの最後の一句は、
「誓不成正覺」です。

読み下しは、
「誓う、正覚を成らじ」となります。
現代語訳の一例ですが
「この願を果しとげないようなら、誓って仏にはならない」
となります。

「正覚」「仏」ですと、
現代人には理解しにくいように思います。(ボクの印象)

毎田周一師は、
「決して真理を認識したとは申せません」と口語訳しておられます。

各各の立脚点が不明な現代人にとっては、
毎田師のお示しの、「真理の認識」が重要のように思います。


Zoom法音道場 『歎異抄』にならう。

2023年07月11日 00時35分26秒 | zoom法音道場

毎週月曜日のZoom法音道場は、『歎異抄』を読んでいます。

◆前半の10時30分~11時の内容は・・・
 1分間念仏
 『歎異抄・師訓篇』の音読
 『歎異抄』各章の講義&理解

◆後半の11時~11時30分の内容は・・・
 井戸端(楽談タイム)
   ~素直に自己をかたり 素直に他己をかたる~

このZoom法音道場は、
だれでも参加できる楽しい「語り場」です。
特に、学者・専門家もいません。
特定の宗派・組織とは全く関係ありません。
素直に自由に、独り独りが交流しあう時空です。

小さな小さなスペースですが、
ご参加の皆さんの「オアシス」となっています。
 
 


「・・・どうすれば友達を作れるでしょうか?」

2023年07月05日 23時25分12秒 | zoom法音道場

今晩8時30分から9時、
ZOOM法音道場『教行信証』コースで、天親章を(ならいあい)でした。
ご存知のように、
天親章には「大會衆数」の語句があります。
ボクは、いつもこの語句に出会いますと、
若い頃に経験した、
カウンセリングワークショップのことやエンカウンターグループが思い出されます。
マア、説明的になりますが、
真実の出遭いの場でありました。
大勢の参加者との賑やかな真実の交流もありましたし、
大勢の中でも独りを楽しむことができました。

さて、復習で
安田理深著
『正信偈講義』第二巻
法蔵館
を読み返し。

「ロンリネスとソリチュード」
本書269頁に面白い箇所を見つけましたので少し紹介。

「大會」・・・単独でないということ。
『浄土論』の「世尊一心」・・・信仰には独りという一面がある。
一人が大会衆をもった一人であることをあらわすのが、浄土の意味である。

安田師は続けて、
ドイツの神学者パウル・ティリッヒの「単独」ということを下敷きにして、
二つ概念を示されます。

「単独」の二義
*ロンリネス(lonelinesus)・・・ロンリネスという意味での独りは、
       他と交わると他に一人が消えてしまう。
       個人と社会とある場合、社会があると個は消える。
       だから、個を守るために社会から遊離する。
       例えば、変わった格好をするのはそれである。
 

*ソリチュード(solitude)・・・本当の独りは、ソリチュード。
       ソリチュードは、交わっていても消えない個である。

ロンリネスは矛盾している。独りでいると淋しい。
だから独りでいることができず、人の集まるところに出かける。
しかし、人が集まるところでは騒がしくてうるさい。
だから、両極の間を絶えずウロウロしている。
本当の個は、独りでも賑やかであり、
しかも他と交わっても、各各安立している。

写真は、
6月11日 毎日新聞
高橋源一郎さんの「人生相談」

相談者は、18歳のの男性。
「・・・どうすれば友達を作れるでしょうか?」

「各各安立」を体験できる
カウンセリング研究会【くりのみ】
ZOOM法音道場
にお遊びください

 


「お浄土を信じることができません」

2023年06月05日 23時24分06秒 | zoom法音道場

毎週月曜日は、「Zoom歎異抄学習会」です。

内容は、
*1分・念仏
*『歎異抄・師訓篇』音読
*『歎異抄・別序』音読&解説
*井戸端

井戸端での話題。
ご参加のお一人が、
「浄土が分かりませんし、イメージももてません。
やはり、浄土が分からないと信じる気持ちもわきませんと」と。
少し話し合ったのですが、時間切れで来週までの課題としました。

いろいろ合理的・科学的知見をもっている現代人にとっては、
「浄土」を理解知るのは相当に難しいようです。
昔のお方は、『阿弥陀経』で展開されている世界を、素直に受け容れていたのでしょう。

さて、ボクも来週まで考えることにしますが、
マア、お浄土からお帰りになられた方はいませんので、
体験談を聞くことは無理ですよね。(笑)

ただ、親鸞聖人も法然上人も、
「お浄土」というところについては、
『阿弥陀経』の説かれている世界で十分だったと考えます。
大事なことは(本願念仏)の実践、生活の中の(お念仏)だったのではないかと思います。

『歎異抄・第二章』がヒントになりますよね。
「浄土」についての分析・判断等より、
「念仏して弥陀にたすけられまゐらすべしと、
よきひとのおほせをかぶりて信ずるよりほかに別の子細なきなり」

「浄土は “これこれ、しかじか”と分かってから信じる」のではなく、
「よきひとのおほせをかぶって信じる」の一句が大事だと考えます。

大事なのは、「よきひと」ですよね。


「情熱大陸91歳の挑戦2」

2023年05月31日 23時29分23秒 | zoom法音道場

先日の「Zoom法音道場」。
『親鸞和讃』をうたった後の井戸端。
ご参加のKさんからのお話しです。

「91歳になる兄から連絡がありました。
兄は老々介護で奥さんを自宅で看ています。
一日中、忙しくしていますが、
時間を見つけては、バイオリンを弾いています。
若い頃からバイオリンが好きでした。
長いこと会社員でしたが、クラシックが大好き。

ずっとクラシックを聴いていましたが、
最近はロックを聴くようになったそうです。
クラシック90%、ロック10%。
若いころから前向きな兄で尊敬してきました。
yotubeに、楽譜を見ないで「情熱大陸」を演奏したものを更新したそうです。
ぜひ、ご覧下さい」と。

ボクのレスポンス。
「91歳での老々介護も見事ですが、
生活の中に音楽があるのも素敵なお兄様ですね。
ところで、今、『親鸞和讃』をうたったところですが、
『親鸞和讃』は、「仏教讃歌・人間讃歌」です。
ですから、《親鸞和讃も日本の古いロックです》ね」と。(笑)

 


z00m法音道場・「三帖和讃」in東伊豆稲取

2023年05月23日 20時41分43秒 | zoom法音道場

毎週火曜日、10時30分~11時は、
ZOOM法音道場「三帖和讃」をうたう、です。

本日は、東伊豆町稲取の生家からのコンタクト。
6名の方と『浄土和讃8』六首をうたいました。

ZOOMの場合、普通の会話でのタイムラグはあまり気になりませんが、
音楽系のものは少々使いかってが不自由であります。

マアマア、それでも、ZOOMで『和讃』がうたえるとは!
本当に素晴らしいツールができたものです。

新型コロナでお亡くなりになった大勢の方々もおられます。
また、後遺症でご苦労されている方々のこともお聞きします。
ただ、その一方で、ZOOM他いろいろ発展やら普及が広がりました・

後期高齢者のボクが、ZOOMを始めるなど、全く想像外であります。

この娑婆世界。
どのように展開していることやら・・・!

ボクは仏弟子ですから、
「平等施一切」の実現を一にも二にも念じます。