着物で文化人気取り

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新シーズン開幕、まずはジャパンオープン

2010-10-03 23:08:24 | フィギュアスケート

10月2日埼玉スーパーアリーナで開催されたジャパンオープンの模様を当日の夜、TVで放映してくれました。スタッフ、超高速で編集してくれたのだね

ジャパンオープン・・・

一応競技大会と言ってはいるけれど、プロに転向した選手も出場可・・・とか、

地域別対抗という団体戦の形になっているいう事とかを考えれば

公式戦というよりもショー的要素が強い大会であると思われます。

日本、北米、ヨーロッパと3チームに分かれて個人の得点の合計で争います。

あくまで素人の視点ではありますが、私なりの感想を述べさせていただくと、初戦ということもあり、皆さんまだ本調子ではなく、全体的なレベルはあまり高くなかったように思います。

また、引退した選手に現役選手と点数を競わせるのは酷な気がしました。

だって普段そういう練習をしていないのだもの。

ジェフリー・バトルもユリアさんも体ガチガチで、それでもファンのために最後まで笑顔を絶やさないところなんて観ていて気の毒になったし。

アイスショーでは絶対取り入れない課題を滑らせるのは彼らには辛いことだと思う。 現役選手にいたっても、やっぱりまだまだ固さが目立ったのだけど・・・

 

まずは小塚君・・・

冒頭のジャンプは失敗したけど、中盤からだんだんと流れをつかんできたようでしたね。難しいステップに挑戦しているという事なのでもっともっと滑り込んで完成度を高めて欲しいです。

 

アダム・リッポン

いやいや20歳ということで勢いがありますね~

全てのジャンプをほぼノーミスで滑り終え、観客の心を一気にわしづかみ

今後確実に、日本男子を脅かす存在に成長するでしょう。

点数も166点代と自己最高。(高すぎるだろうという意見も多かった)

これは本人にとって、今後競技会を戦っていく上で強い自信につながったと思う。

あと、リッポン独自の片手もしくは両手を上げるルッツジャンプ・・・

これフォーラム内ではかなり不評なんだよね

見慣れてないから、私も違和感はあったのだけど・・・

でもずっとやり続ければ、彼のスタイルとして認知されるだろうし、そうなればまた見方も変るのでは?

 

プル様

競技会出場資格を剥奪されながらの出場・・・

しかもかつてNHK杯で全世界を魅了した名プログラム「ニジンスキーに捧ぐ」を再び演じてくれるなんて、もうもう飛び上がりたいほど嬉しい限りですが・・・

昨日の演技に、かつての勢いは感じられず・・・

彼にしては珍しくジャンプの回転が抜けちゃう場面も・・・

それでも気迫だけは健在で、やっぱり彼はそこに居るだけで特別なんだなと思いました。点数もあまり出なかったね

 

高橋大輔君

先シーズンのショート同様、曲はアルゼンチンタンゴ

やっぱり大ちゃんはああいったセクシーなプロが良く似合う。

そしてついに決めた4回転

きゃぁ凄い!!

と思ったら次のトリプルアクセルが抜けちゃった・・・

後半からスタミナが途絶えたのは残念だったけどプログラムは素晴らしかったし、

定評のあるステップも見事で、表現力もますます磨きがかかっていて、

今年も彼はやってくれるだろうと期待しちゃいました。

あ、あの衣装と髪型はフォーラム内で不評でしたね

ポチポタ曰く、ホストにしか見えん・・と。・・・確かに

でも(派手好きな)大ちゃんらしいといえば大ちゃんらしい

 

安藤美姫

美姫ちゃんの新プロもかなり気に入った。トリノ五輪以降、怪我に苦しめられ、なかなか思うような演技が出来なかった彼女だけど、先シーズンあたりから内面を上手く表現できるようになったと思う

今回のプログラムも、以前はダイナミックだけど荒削りな面が目立っていた滑りが、とてもなめらかで、情緒的に見えるようになりました

ミキティの内面的な充実が滑りにも表情にも表れていたと思う。

 

そして浅田真央ちゃん

う~ん新プログラムお披露目ということで注目を集めたと思うのだけど・・・

結果はぐだぐだだったね

新しいコーチが決まってまだ1ヶ月だし、彼女の苦手とするサルコウを含め、全種類のジャンプを取り込んだというから、まだまだ練習が必要なのでしょう。

もともと真央はスロースターターだと本人も言ってるしね。

そして今回の「愛の夢」は久々のローリー・ニコル振り付けということで、「鐘」とは全く真逆、可憐な真央のイメージに合った、優しく繊細なプロでした。

真央らしいといえば真央らしいのだけれども、タラソワの激しいプロを見慣れた私としてはちょっと物足りなく感じるというのが正直な感想・・・

ま、真央がこのプロをちゃんと自分のものにしたらまた変るのかな。

 

そしてロシェット

いやぁ、欧米の女子選手がことごとく調子悪かった中で、最後に魅せてくれたのが彼女でした

彼女の銅メダル獲得に関しては多少の批判もあがっていたようですが、昨日の演技は華麗でダイナミックな彼女の持ち味全開

抜群の存在感を示すとともに、ベテランの貫禄を見せ付けてくれました

今シーズンはジャパンオープン以外の競技会には出ない、と明言しているらしいけど、これだけ調子が良いのだから(出場しないのは)もったいないと思いますね

 

結果、僅差で日本チームが優勝

滑り終わった真央がチームのメンバーに「ごめんなさい」と、足を引っ張ったことを詫び続け、大丈夫大丈夫と3人が彼女を励ます姿が印象的で心があったか~くなりました。会場で応援する観客の拍手も暖かいものでした。

以上が私の感想。ほとんどの選手がまだまだ緊張した演技を見せていたけど、これから始まる数々の競技会に向けたウォーミングアップにはなったかな?

ともかくいよいよ2010-2011シーズンの到来

フィギュアファンを落ち着かせなくなることは間違いないでしょう


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2 コメント

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Unknown (ゆみゆみ)
2010-10-06 10:17:08
運悪く(?)真央さんの番になってダンナさんが帰宅見逃してしまいました。

その前から全体的に荒削りだなぁということは感じていましたが、真央さんもぐだぐだだったとの評が・・。
難しい課題が取り入れられてきているというのも、彼らスケーターに新たな期待が寄せられているからなのでしょうか。それでこれから皆のレベルが上がっていくのならファンとしては嬉しいことだなぁと思っております。

さぁ、ますます見逃せなくなりますね
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ゆみゆみさん (くりくり)
2010-10-06 20:40:50
選手たちも試合の雰囲気にこれから慣れていくんでしょうね
往々にして初戦はこんなものだと思いますよ
真央が不調なのは残念だったけど、
ミキティと大ちゃんのプロが素敵なモノだって
判っただけでも収穫でした
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