着物で文化人気取り

諸事情により最近は着物を着る機会が減り、
ネタも様変わり
日々感じたこと、本、映画など
思うままに書き綴っています

スラムドッグ$ミリオネア

2009-06-07 20:17:27 | 映画
劇場に足を運ぶ映画を選ぶ基準は、スマステーションの名物コーナー
「月イチゴロー」の稲垣吾郎君のセレクト
彼の玄人はだしの感性は、あまりハズレが無い。(「日本沈没」は例外

そんな彼が先月あの「グラン・トリノ」を押さえて第一位に選んだのは、今年のアカデミー賞を総なめした「スラムドック$ミリオネア」

この映画のすばらしさを興奮して力説するゴローちゃん。

とはいえ、一体全体どういうストーリーなのか、見当がつかない

ということで、今回もゴローちゃんの審美眼を信じて、観に行ってきました。

~あらすじ~(Yahoo映画より)
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)

いやはや
ゴローちゃんが興奮した気持ちよくわかったよ

正直
グラントリノ他、数々の巨匠の作品をさえ圧倒してるよ

勝因はこれだな、
インドのパワーと絶大なるエネルギー。

旅好きな私も未だかつて訪れた事の無い神秘の国

本やテレビでの知識しかないけど・・・

宗教対立、テロ、貧困と
ありとあらゆるものが混在する
インドの今を迫力ある映像で全て映し出している・・・


だから、
この映画がアカデミー賞8部門を獲得したってのは

インドが持つ地の底から湧き上がるようなあの力に、

どの映画も及ばなかったということさね。


とにかく

まあ、冒頭からすさまじい

混沌の中で生きる人々の熱気が、
胸に迫ってくる

最後の最後まで一体どうなるのかと、
息をのみっぱなし

両手には汗

肩には力入りっぱなし

静止できない場面も確かにあった

主人公ジャマールが語る過酷過ぎる人生


私たちから見れば地獄の日々だろう

でもジャマールも彼の兄もそんな風に嘆いている余裕などない。

振り返らない。

ただただ

生き延びるだけ

そしてラストを観てはっきり言える

これはまぎれもないラブストーリー。

生命力に満ち満ちた純愛映画だった

別にさ、
巨大豪華客船を海底に沈めなくても

高額ギャラのハリウッドセレブを出演させなくても

究極のラブストーリーを生みだせるってことを

証明させた作品だね

ゴローちゃんが、映画を見終わった後、
友人や知人に興奮して電話をかけまくったと言っていたけど、
その気持ちは私もよく理解できました

今年一番のお勧め映画です

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最近 (yuan.gang)
2009-06-08 00:07:31
邦画づいてるので、観て見たくなりました
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ああ、観たい (かえる)
2009-06-08 01:37:40
とある情報筋で「『グラントリノを見た人』と『見ていない人』 人類をこの二つに分けてもいい と断言した人がいる」
とまで言わせた『グラントリノ』。それを抑えてくりくりさんまで大絶賛の『スラムドック~』。
あああああ!
観たくなるじゃないですか!
どっかで観に行くスキができないかなぁ・・・
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ユェンさん (くりくり)
2009-06-08 21:57:41
私も邦画の割合は増えたけど、
ここ数回は外国映画が続いています
それぞれに良さがあるよね
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人類二分化? (くりくり)
2009-06-08 22:05:10
かえるへ
そりゃ、あまりにも強引な 
地球規模で見れば、
「グラントリノ」観た人なんて、超超超マイノリティだよ~

あのね、
泣ける映画って視点で選べば、絶対「グラントリノ」なんだ。
「スラムドッグ」はとにかくインパクトが強いの
ただし、あのエネルギーに気おされそうになるので、観るなら体調の良いときにね
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