着物で文化人気取り

諸事情により最近は着物を着る機会が減り、
ネタも様変わり
日々感じたこと、本、映画など
思うままに書き綴っています

フラガール

2007-05-05 22:49:17 | 映画
昭和40年。
福島県いわき市にある炭鉱の町は揺れていました。
石炭から石油へとエネルギー革命の波により、閉山が相次いでいます。
この危機を救うために炭鉱会社が構想したのが、レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」でした。

“求む、ハワイアンダンサー” の張り紙を見つめる早苗は、この貧しさから抜け出す最後のチャンスだと、親友の紀美子(蒼井優)を誘います。
フラダンスの先生として招かれたのはSKDで踊った経験があるという平山まどか(松雪泰子)。
そしてますますリストラが進む中、「裸で腰を振るなんてとんでもない」と
当初は嫌がっていた他の娘達も家族の生活を助けるために、まどかの元に集まってきます。
今までフラダンスなど見たこともないし、ダンスを踊ったこともない田舎の少女達。
そんな彼女達にフラダンスの形の一つ一つの意味を丁寧に教えるまどか。


といった具合に物語りは進んでいきます
映画「フラガール」。
公開前から評論家の間でもかなり高い評価を受けていました。
そして今年の日本アカデミー賞でも数々の賞を総なめにしていましたね。

実際観た人に聞いても、皆「泣けた」と言うし、私も観たいと思いながら、見逃してしまい、DVDで観るしかないかな、と諦めていました

良かった
ソラリアシネマで再演が決まった
やっぱりこういう映画は大画面で観るべきよ 
と、GWで激しい人ごみの天神まで出向いてまいりました

ほんっとうに行ってよかった
色んな場面で笑いや涙や、切なさを誘います。
この頃の日本ってとても貧しかったけど、それだけに皆が生きる事に一生懸命だった。
少女達のひたむきな純粋さ。
今の日本人と本当に同じDNAを持っているのかと、疑いたくなるほど全く違う人種です。(今は無い恥じらいっちゅーもんを娘ッ子は持ってたのさ)
そしてまあ、出演者全てが何と芸達者な事か
蒼井優ちゃんの演技力は「おとこたちの大和」でも舌を巻いたけど、今回はさらに東北弁での台詞回しという難しい役。
しかも同時にフラダンスもマスターしなければならなったので、その努力は相当なものだったでしょう。
映画のラストシーンで見せる優ちゃんと、松雪泰子の笑顔と涙は演技を超えた真実のモノだったろうなと、想像出来ます。


今、日本映画が元気です。
興行収入でも20数年ぶりにハリウッド映画を抜いたというのも納得できます。
私自身が、この1年映画館に足を運んだ映画も半分は邦画だったような気がします。着物にハマったから映画も、という理由ではないでしょう。

ただただ大金を注いで大作を作りつづけてきたハリウッド。
以前ならその迫力に拍手喝采をおくってきた私ですが、それだけではもう満足出来なくなっています。
日本映画、これからも頑張って心に残る作品を残していって欲しいです

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろかった! (yuan.gang)
2007-05-06 21:28:48
フラガール、楽しかったようですね♪私も昨年の一番に思える映画でした♪

今年も邦画楽しみにしています♪
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ユェンさん (くりくり)
2007-05-07 21:04:13
適度に笑えて、泣けて、元気をたくさんもらえる映画でしたね 
登場人物も皆魅力的だったし、中でも岸辺一徳が良い味を出してた・・・
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一徳さん (yuan.gang)
2007-05-08 00:59:11
けっこう好きな役者さんです。
フラにはまりそう☆
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ゆぇんさん (くりくり)
2007-05-08 20:49:08
「医龍」の時の役柄とあまりにも違っていて、
ツボでした。役者だから当たり前でしょうけど、
上手いですよね 
フラダンスってゆったりしたダンスだと思っていたけどあんなに激しいものだったんですね
あれは大画面で観るべき
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