スケートカナダ2010 女子シングル（ショート＆フリー）

優勝はアメリカのアリッサ・シズニー
ショート4位からの見事な巻き返しでした。
この結果については異論なし・・・・
スピンやスパイラルの流れるような美しさにうっとりと見とれました。
優雅で上品なシズニーの演技を見ていると、「ローマの休日」のアン王女をイメージしてしまう。華奢で儚げな肢体はヘプバーンにも似ていると思う。
キーラ・コルピの華やかさとはまた違う清楚な美しさで、彼女だけの世界を創り出していましたね。（どちらも目の保養になりますが・・・）

2位はロシアのマカロワ選手
3位、カナダのラコステ選手という結果でした。
ショートで1位発進した同じカナダのファヌフ選手は4位にとどまり、表彰台を逃しました。

先日の佳菜子ちゃんといい、信成君といいショートとフリーの両方を完璧に滑り終えるって本当に難しいんだね。

それでもスケカナ女子シングルは、Ｎ杯よりレベル高かったと思う。

この高レベルの戦いの中で、佳菜子ちゃん同様、今期シニアデビューの今井遥ちゃんが
５位に入ったのは立派


しかもショート６位から順位を上げているのだからなかなかに頼もしい。
実際ＳもＦもほとんどミス無く、のびのびと滑っていたように感じました。
どうしても佳菜子ちゃんばかりに注目が集まっているけど、遥ちゃんもこれからの活躍がとても楽しみ。逆にマスコミの目をあまり気にする必要がないだけ良いのかも知れませんね。

でね～、
まだグランプリシリーズ始まって２戦終わったばかりだけど、
特にスケカナを見て感じたこと、
どの選手もかなり難しいプログラムに挑戦しているなぁと・・・
そして選手の国もタイプも本当に個性的で、ベテランに混じって若い選手が
どんどんと育ってきているなぁ・・・とも

日本は選手の層が厚い、
ソチは男女ともにメダルラッシュだなんて
能天気で無責任なマスコミは簡単に騒ぎ立てるけど・・・・・
層が厚いのは日本だけじゃないぞ

アメリカ、カナダ、ロシア・・・・
若い力の台頭を目の当たりに見せ付けられた気がしました

アメリカだけを例にしても
優勝したシズニーの他にＮ杯で２位となったレイチェル・フラット、
そして忘れてはならないのが長洲未来ちゃん。
この後の大会で彼女だって十分上位に食い込んできそうです。

２位のマカロワ選手にも勢いを感じたし、
ロシアはジュニアも強力な選手が育っていると聞きます。

日本人、うかうかしているとすぐに追いつかれるからね。
どうしても海外は国を挙げてのサポート体制が日本とはくらべものにならない。

日本もさ～、メダルだメダルだと騒ぐのならば、
選手一人一人が経済的な面などで頭を悩ませることなく、
心おきなく練習にうち込める環境を整えてあげて欲しい。

さて
明日から中国大会。
ミキティと鈴木明子ちゃん、小塚君たちをしっかり応援しなくては。
次期が次期だから少し心配だけど、応援しに行くフィギュアファンはマナーを心得ていると信じています。