門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

ホタルの成虫は何を食べるか?

2018年02月27日 | 生物

息子その2「ねえねえ、ホタルの幼虫って肉食か草食か知ってる?」

くらげびと「肉食。」

息子その2「あたり!じゃあ、成虫は?」

くらげびと「・・・草の露?」

息子その2「ハズレ!カタツムリ食べるんだよ〜♪」

息子その2が登園した後、デスクを覗いたらそこには「ファーブルの昆虫記」が。なるほど、こうして知識を蓄えていくんですね。。。

  それにしてもカタツムリ。。。そりゃ、幼虫の時だってカワニナとか食べているし※、陸上生活になってからも巻貝食べておかしくないけど、、、。あれ?そういえばなんでくらげびとは草の露のイメージを持ったんだろう?

 ということで家にある図鑑を何冊か引っ張り出してみたら、「水しかのまない」としか受け取りようがない記述が。おや〜?

 ・・・じっくり読んでみると、『幼虫の時は肉食※』で、『成虫になると多くの種類が水を飲む以外はなにも食べません※』とのことで、複数の図鑑などを照らし合わせると少なくともゲンジボタルとヘイケボタルは水しか口にしないようです。くらげびとにとって身近なホタルはこの2種ですので、ここから「ホタルの幼虫は水中でカワニナを食べる」や「ホタルの成虫は水しか飲まない」などのイメージができたんだと思われます。ファーブルさんの観察なさった陸生のカラフトボタルとはそもそも生態も食性も違ったんですね。。。息子その2が帰宅したらさっそく報告しようと思います。

 それにしても、国内で見ても世界的に見ても幼虫時から陸生のホタルのほうが多く、幼虫時に水生のホタルのほうが少ないなんて知りませんでした。日本に50種類以上ものホタルがいるってことも知りませんでしたし。。。日々是発見。というより、知らないこと多すぎ。。。

 

 ゲンジボタルなど水生ホタルの食性。陸生ホタルはカタツムリなどの陸生巻貝を捕食している。

 2011.7.14第1刷 株式会社講談社刊「講談社の動く図鑑MOVE 昆虫」p51

 2011.7.14第1刷 株式会社講談社刊「講談社の動く図鑑MOVE 昆虫」p51

 

参考:NPOホタルの会

   日本ホタルの会

   陸生ホタル生態研究会

   ホタル(Wikipedia)

   2011.7.14第1刷 株式会社講談社刊「講談社の動く図鑑MOVE 昆虫」

   昭和48年3月16日第1刷 株式会社講談社刊「ファーブルの昆虫記」(少年少女講談社文庫)   

 

(リンク先順不同です。団体さんらしきサイトで探したのですが、他にもホタル関連のサイトはたくさんあります。興味を持たれた方はぜひ検索なさってみてください。)