田園 里山 野鳥そしてアルプスの山々

日進市と近隣の里山、春から秋にはアルプスの山々を歩いて感じたこと、考えたことなど・・・

東山スカイタワーから見える山

2014年01月12日 | 山歩き

1月5日は大変良い天気。名古屋市千種区の東山動物園の隣にあるスカイタワーに登ってきました。

標高およそ80mほどの丘の上に立つタワーの高さは134m。展望台は標高にすると180mくらいのところにあります。展望台にも写真入りの説明図はあり、御嶽山や伊吹山などの主だった山はすぐにわかります。しかし、これまでに歩いた名古屋近郊の多くの山については示されていません。ネットで調べても、360度に渡って山の名前を記した写真はどうも見つかりません。そこで、撮ってきた写真とカシミール3Dを使って、タワーから見える山の名前をできる限り多く同定して見ることにしました。文字が読みにくい時は画面を150%~200%に拡大して見てください。

                    北方向の眺め(広角)

天気の良い、冬の日にまず目立つのは、北方に大きな白い姿を見せる御嶽山です。1枚目は御嶽山から中央アルプスにかけて、北方向を眺めた写真です。写真の中央付近、遥かに雪をいただく山はは中津川の奥、岐阜・長野の県境にある奥三界岳。この後にズームアップした写真をお見せします。

                      御嶽山と春日井三山

御嶽山をズームアップすると、手前に小秀山、さらに手前には高蔵寺ニュータウンの奥、弥勒山、大谷山、道樹山の春日井三山が見えます。

                      奥三鬼岳と笠置山方面

ここから時計回りに見ていきます。御嶽山の右手に連なる雪をいただいた山は井出ノ小路山、奥三界岳と続く県境の山。右手前に恵那市郊外にあり、どこから見てもピラミッド様の美しい形が目立つ笠置山が見えます。

                         中央アルプス

その右には中央アルプスが長く連なります。その右、三国山の上に雪をつけた恵那山が丸く雄大な頭をのぞかせています。三国山の右手前には2003年に建設された地デジ用の瀬戸デジタルタワーが良く目立ちます。

    三国山の向こうに白い頭を見せる恵那山 右手前は瀬戸市にある地デジタワー

                     大川入山と猿投山

タワーの右手奥は近郊の猿投山。その手前が海上(かいしょ)の森になります。大川入山は長野県阿智村手前の美しい山。国道153号線、旧飯田街道の治部坂峠から登ります。

                       豊田市の山々 

さらに右手には、段戸山から豊田市の山々続きます。焙烙山は平成大合併前の旧豊田市で一番標高が高かった山です。段戸山の左には愛知県の最高峰 茶臼山も見えるはずですがはっきりしませんでした。上の写真右半分には石巻山から座談山へと続く静岡県境の山々です。さらに右には三河湾に近い宮路山、五井山も見えています。

次に、御嶽山から今度は反時計回りに見ていきましょう。御嶽山の左に大きく見える雪山は下呂市郊外の御前山。

                    納古山と下呂の御前山

右端手前には多治見市郊外の高社山が、左手前には、犬山明治村、入鹿池近くの八曾山と飛騨川沿い七宗町の名山、納古山が見えます。

                   川上(かおれ)岳と位山

その左手遠方には位山から川上岳へと続く尾根も確認できます。位山は富山湾へと流れる宮川と伊勢湾に流れる飛騨川の分水嶺、宮峠に近い山です。

                鷲ヶ岳とその手前の鳩吹山

さらに左には、美濃太田手前の人気の山、鳩吹山があり、本宮山と尾張富士も確認できます。背景の雪は鷲ヶ岳。

                       高賀山塊 

その左には加賀白山の北に連なる雪山を背景に各務原アルプスの明王山、金毘羅山。そしてその左奥に高賀山から片知山の山塊が大きな姿を見せます。手前には天王山から誕生山への尾根が認められます。白山は瓢(ふくべ)ヶ岳の左に御前ヶ峰が真白な頭だけを覗かせています。

                        平家岳方面

高賀山塊から左手には平家岳、舟伏山などの奥美濃の山なみが続き、白く、ひときわ大きな能郷白山に至ります。

                    奥美濃の山々

この山並みの手前には、岐阜市の金華山や百々ヶ峰が間近に望めます。さらに岐阜県と福井、滋賀両県の国境の山が伊吹山まで続いています。

             能郷白山 手前には岐阜市の金華山

                    貝月山・伊吹山方面

伊吹山は白く輝く頭を見せ、どっしりと西の空を限っています。左の山裾が新幹線や名神高速道路の通る関ヶ原。

                          伊吹山

伊吹山から左手は、養老山塊、さらに鈴鹿の山々が続きます。烏帽子岳の手前には、名古屋駅付近の高層ビルが立ち並びます。

                    名古屋駅近辺の高層ビル

                    鈴鹿山脈方面

最後に名古屋駅の彼方に連なる鈴鹿の山々の全景を紹介して、ほぼ360度にわたる眺望の紹介を終わります。