田園 里山 野鳥そしてアルプスの山々

日進市と近隣の里山、春から秋にはアルプスの山々を歩いて感じたこと、考えたことなど・・・

富士山の見える山・寧比曾岳

2012年02月28日 | 山歩き

寧比曾岳は、大多賀の登山口まで名古屋の東はじから車でおよそ1時間、近くて展望の良い山です。今年になってからは2月12日、好天を見計らってでかけてきました。

  

積雪は頂上付近で3~4cm程度。朝の木漏れ日が揺れる雪道を1時間余り登るともう頂上です。

  

上右の写真は不動岳の左に頭を出した富士山の姿です。

東京生れの私は、自宅の2階から丹沢山塊の上に頭を出す富士を見て育ってきました。東京からは、さえぎる建物がなければ、冬のよく晴れた日にはいつも富士山が見えるのです。しかし、愛知県の東には低い山稜があって、静岡県との境までいかないと富士の見える場所は限られています。寧比曾岳は、愛知県にあって山頂から富士山の見える数少ない山の一つなのです。

山頂からは、富士だけでなく、日本の "Top Five" をすべて見ることができます。すなわち、南アルプスの北岳(2位)、間ノ岳(4位)、北アルプスの奥穂高岳(3位)、槍ヶ岳(5位)。槍だけは、確かに見えているのですが、冬のよほどよく晴れた日でないと、そして双眼鏡がないと確認できませんが・・・。

この日は北岳から光岳にかけての南アルプス、御嶽山、恵那山をきれいに見ることができましたが、北アルプスには雲がかかり、乗鞍岳がようやく確認できるだけでした。なお、聖岳手前の茶臼山は標高1415 m、愛知県と長野県の県境にあり、愛知県の最高峰です。

玖々山

 

 


段戸山のニホンジカ

2012年02月25日 | 野生動物

少し前になりますが、10月に稲武の奥の段戸山に登った時のことです。

この日も朝早く家を出て、猿投グリーンロード経由で登山口の駒ヶ原に向かいました。6時少し前、登山口の手前、段戸牧場のはずれを車で走っていた時です。立派な角と体格を持った鹿が一頭、ゆっくり歩いているのを見かけました。鹿というと、茶色に白い斑点のある、奈良公園で見る鹿を想像していたので何鹿だろう?と思ったのですが、調べてみると、どうもニホンジカの雄のようです。季節によっては斑点が消えたり、色が少し灰色がかったりすることがある、ということのようですね。

動画: http://youtu.be/sDa5HauZzqU

玖々山

 


雪の朝・折戸川

2012年02月19日 | 季節

2月1日の夕方から翌日午前中にかけて、この地方にも今冬初の大雪が降りました。さすがに2日朝のウォーキングはお休み。3日朝、6時にいつもの折戸川コースに向かいました。田や畦道はまだすっかり雪に白く覆われていました。写真は折戸川と天白川の合流点付近から上流方面を写したものです。

 

橋が見えますが、その下流、天白川との合流点まで、足跡がひとつ、続いていました。写真の、向かって右側の大きい足跡です。昨日(2月2日)の朝、まだ降雪中に誰かが歩いたものと思われ、新雪にうっすらと覆われて大きくにじんでいます。左側のくっきりとした足跡は今つけたばかりの私自身の足跡です。この橋の上流側、およそ200mの間の畦道には、来るときには全く足跡がなく、降雪後に足を踏み入れたのは私が初めてという状況でした。

合流点の広場で5分ほどストレッチして、同じ道を帰ったのですが、ほんの少しの間に、一つ上流側の橋との間には、足跡はいくつか増えていました。人間の足跡のほかに、小さい、犬のものと思われる足跡が並んでいました。また、先ほどはなかった自転車の車輪の跡がひとつ見られました。ところがです。下流側の橋の近くにも、上流側の橋の近くにも、自転車の跡は見られないのです。畦道の入り口のところだけ、自転車を抱えて歩いたのでしょうか?何とも不思議なことに思いました。

玖々山

 

 


岩古谷山の雲海

2012年02月17日 | 山歩き

岩古谷山は三河の山々のほぼ真ん中にある人気の山の一つです。標高は800m足らずなのですが、ちょっとした岩尾根歩きを楽しむことができ、東海自然歩道が頂上を通っていて、道もよく整備されています。2年ほど前の11月9日、初めてこの山を訪れたとき、素晴らしい雲海に巡り合いました。これはそのときの写真です。

雲海に浮かぶのは、これも三河で人気の高い明神山。三ッ瀬の里に近いので、他の明神山と区別するために"三ッ瀬明神山"と呼ばれることもあります。こちらの標高は1016m。

この日は朝4時に日進の自宅を出発。稲武経由で和市の登山口に着いたのが5:40。10分後に歩き始め、堤石峠の手前で日の出を迎えました。こんなに近くの、こんなに標高の低い山で、雲海と御来光を楽しめることを知りました。鞍掛山まで、長い尾根歩きを楽しみました。