田園 里山 野鳥そしてアルプスの山々

日進市と近隣の里山、春から秋にはアルプスの山々を歩いて感じたこと、考えたことなど・・・

岐阜・百々(どど)ヶ峰の一日

2012年03月31日 | 山歩き

金華山とその頂上にある岐阜城は、信長天下取りの拠点となったことで有名です。長良川を挟んでその対岸にある百々ヶ峰は全国的には無名ですが、展望に恵まれた山として、この地方では名を知られています。特に岐阜市民にとっては身近で自然に恵まれた里山として親しまれているようです。以前から一度訪れたいたいと思っていた山の一つでした。

    百々ヶ峰山頂から長良川対岸の金華山と岐阜城を望む

29日朝6時45分日進の自宅をを出発、岐阜各務原インターで高速を下り、登山口の松尾池に着いたのは8時過ぎ。ここで、登山口の看板に、予定していた道の一部が「通行止め」とあったので、少し迷いましたが、林道経由をやめ、松尾池から頂上へ直登する山道をとりました。傾斜が急でかつ岩場があり、妻は少し苦労していましたが何とか通過。10時には標高 418m の頂上展望台に到着しました。

        斉藤道三が築き、信長の拠点となった岐阜城

ここからの展望はまさに絶景。長良川を挟んで金華山と岐阜城、その向こうに濃尾平野、名古屋市の遠望。北方には御嶽、乗鞍だけでなく、北アルプスの槍、穂高、笠ヶ岳もぼんやりですが見えています。東には中央、南アルプス、南に鈴鹿、養老の山々、西には伊吹山から白山にかけての白銀の峰々が続きます。

           百々ヶ峰山頂からの北アルプス・笠ヶ岳と槍ヶ岳


風もなく暖かい日和に誘われ、週日にもかかわらず、たくさんの人が次から次へとやってきます。展望台に置かれたノートを見ると、3000回以上登っている人もいるようです。それでも、頂上であった地元の人の話では全方向の山が見えることはまれだそうです。

          西峰 反射板付近から伊吹山・関ヶ原方面

百々ヶ峰の山頂は「東峰」にあり、西峰の反射板のところも展望が良い、というので、西峰まで1.5kmを往復し、東峰に戻って昼食にしました。最近買ったコッヘルを使って湯を沸かし、インスタントラーメンの昼食でしたが、絶景をおかずにゆっくりと楽しむことができました。

    昼食は新しく買ったコッヘルで ただし、メニューはインスタントラーメン


地元の人に教えてもらい、帰路はなだらかな林道経由で、3時半には松尾池に戻りました。松尾池近くにある萩の滝、松尾池で遊ぶオシドリ見物で短い山旅を締めくくりました。


通行止めは山頂に続く部分ではなかったようです。看板の案内がもう一つわかりにくかったので、少しばかりハードな山登りになってしまいましたが、その分十分楽しんだ一日でした。

一日のハイライトを動画にしました。 http://youtu.be/ZFaxL310BzM

萩の滝、オシドリの夫婦?がじゃれ合う姿も入っています。

     

 


愛知・茶臼山のカモシカ

2012年03月26日 | 野生動物

山を歩いていると野鳥のほかにも様々な動物に出会います。今回は1年ほど前に出会ったカモシカの紹介です。

昨年(2011年)1月、長野県飯田の近くの昼神温泉に向かう途中、愛知県と長野県の県境にある茶臼山に立ち寄りました。

茶臼山は標高 1415 m 、愛知県の最高峰です。この時期は茶臼山高原スキー場もオープンしており、この日も家族連れで賑わっていました。スキー場のそばから見た南アルプスの中心部です。

茶臼山から根羽村にむけて、長野県側の林道を下っているときのことでした。林道脇のコンクリート擁壁の上に、小柄なカモシカが突然現れました。

カモシカは立ち止まり、しばらく不思議そうにこちらを見ていましたが、やがて擁壁の向こうへ消えてゆきました。

  動画: http://youtu.be/xMWOd4UqRHc

山でカモシカを見かけたのは、このときを含め、3度ありますが、すべて林道の脇でした。傾斜した崖が好きだそうですが、こんな開けた場所で出会ったのはこの時だけでした。

     

 


松本城から見る槍の穂先

2012年03月23日 | 旅行

先週は富山への道すがら松本、大町、白馬を訪れました。天候もよく、アルプスの山々を眺めながらの旅となりました。

まずは、中央高速道、駒ヶ岳サービスエリアから、南アルプスを代表して仙丈ケ岳。

              駒ヶ岳SAからの南アルプス・仙丈ケ岳

白根三山、塩見岳がこの南に連なります。

中央アルプスは走行中に少しずつ見えます。駒ヶ岳SAからは仙涯嶺と南駒ヶ岳の一部が。

             中央アルプス・仙涯嶺(左)と南駒ヶ岳の一部

諏訪湖北岸の山々を車中から眺め、長野自動車道のトンネルを抜けて塩尻を過ぎると北アルプスの峰々の連なりが見えてきます(動画)。

松本ICで高速道を降り、松本城へ。白銀のアルプスを背景にした城の姿を見るのは初めてです。

       松本城と、左から常念岳、横通岳、東天井岳と続く北アルプス

松本城の天守閣は、子供たちが小さいころに家族で来て以来なので、20数年ぶり。前に来た時の記憶は全くありません。オリジナルの天守閣が残っているのは全国でも12、国宝は松本城、姫路城など4ヶ所と聞いて、意外に少ないことに驚きました。

この城は5層6階で、最上階には犬山城などのような外部の回廊がありません。窓から外を眺めるのですが、ここで「槍ヶ岳の穂先が見える」と掲示してあるのを見つけました。双眼鏡で探し、ズームアップしたのが下の写真です。

 

        松本城最上階からの常念岳と円内は槍ヶ岳頂上付近の拡大

常念岳から蝶ヶ岳に続く尾根の最低鞍部からちょうど穂先だけがのぞいているのです。

雲がかからず、空気の澄んだ最良のタイミングに出会うことができ、幸運でした。

天守閣を出ると、前の芝生をツグミが一羽走っていました。その様子がおかしかったのでビデオに撮りました。アルプス、松本城の眺望とともにYouTubeでご覧ください。

       http://youtu.be/LFf4SgMpadg

この後、大町の山岳博物館を訪ねました。燕岳から餓鬼岳、爺ヶ岳、鹿島槍と続く景色に期待したのですが、午後遅く、雲が出てきて、いま一つでした。

 

           大町の山岳博物館から爺ヶ岳

この日は白馬に泊まり、翌朝富山へ向かいました。

                 翌日朝のホテル駐車場(白馬村にて)

ご覧のとおり、夜中に雪が降り、朝起きると私たちの車もすっかり雪をかぶっていました。

       

 


春分の日の里山歩き・米田白山

2012年03月20日 | 山歩き

20日は春分の日。濃尾平野に真東から昇る太陽です。

好天に誘われ、二人で美濃加茂市の米田白山に出かけました。日進からは車で約1時間。木曽川と飛騨川に挟まれ、高速東海環状道はトンネルでこの山の下を通っています。標高は274m 、標高は低いけれど、尾根筋の大きな露岩の上に立つと、なかなかの好展望です。

北に雪を頂いた御嶽山、西北に飛騨川を挟んで上麻生の納古山、名古屋方面を見ると、明治村のそばにある尾張富士と尾張本宮山がよく目立ちます。

 

西に、加賀の白山、能郷白山、伊吹山と連なる白い峰々も見事でした。

ふもとのさくらの森公園の第3駐車場に車を置き、展望台、山頂、岩場をたどり、1時間余りで周回しました。岩場の日だまりで飲んだドリップコーヒーの味も格別でした。

    

 

 

 

 


ソメイヨシノ開花、折戸川のイタチ、カタコトのウグイス

2012年03月18日 | 季節

雨上がりの折戸川を歩きました。

急に暖かくなり、川沿いのソメイヨシノがチラホラと咲きはじめていました。

ウグイスもさえずりを始めていますがまだカタコトです。

イタチが川沿いを走っています。

ヒバリのさえずりもにぎやかになってきて、春の到来を告げています。

動画を開くとウグイス、ヒバリの声とイタチの走り去る姿が見られます。

http://youtu.be/02NswOZt53g