システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

大阪歴史博物館 特別展「新淀川100年 水都大阪と淀川」

2010-09-26 23:26:44 | その他
新淀川開削100年ということで、去年の淀川資料館に続いて、大阪歴史博物館に行ってきました。
「百年前、オオサカに新しい川ができました。」というコピーもいいですね。

ほんまに新淀川が巨大な人造放水路ということを納得しました。
いろいろ興味深い展示が多かったですが(と言っても、昔の地図が展示してあるだけで、私には十分興味深いです)、
新たな発見は、
大阪市/守口市の市境は、100年前の淀川の流れを示しているのか?
です。

Googleマップでも分かりますが、京阪守口市駅や地下鉄守口駅の北西、淀川の真ん中にある市境のラインが川をはみ出して、町の区画を斜めに横切っています。

一方、土木工事として、どのように開削したのかの説明が少なかったのは残念。スコップがぐるぐる回るような機械の写真はありましたが。

展示の最後の方では、信濃川、吉野川、荒川の開削などについての展示もありました。都市の川は、比較的人の手が入っていることが多いのかもしれませんね。

また、ロビーでのパネル展(無料)で知ったのは
・淀屋橋は重要文化財だった
ということです。
普段なにげなく渡っている橋ですが、よく見るとデザイン的にもいいですね。

<参考>
「大阪人」2010年10月号 特集「淀川流域8区物語」もオススメ
http://osakajin.osakacity.or.jp/newissue/index.html

大阪歴史博物館
http://www.mus-his.city.osaka.jp/

<大阪の地理に詳しくない人への簡単な解説>
・旧淀川: JR桜ノ宮駅の脇や、大阪城の横、中之島を通るのが、かつての淀川。現在は、大川と呼ばれるのが正式なようです。単純な名前ですね。

・新淀川: JR東海道線、阪急電車、地下鉄御堂筋線なら、大阪駅(梅田駅)から北へ数分、そこで渡るのが"新淀川"。100年前まで、そこに川はなかったということです。

「梅田」の地名も、田んぼを埋めたのが語源というのも、ちょっとしたトリビアです。

<余談>
昔の川の流れが市境や区境に現れているというのは、NHKの番組、ブラタモリでも東京の神田川?でやっていたように思います。それはそれで興味深いのですが、最近、あくまで印象論ですが、東京発の番組が多いような気がします。
街頭インタビューもそうですし。ゆるい情報操作と感じるわけです。

「ケンミンショー」万歳!?
#あ、この番組も、大阪については一部誇張しすぎな気がします。
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