つれづれギャモン日記

バックギャモンに関する日記です。面白いポジションや大会、例会の結果などを徒然と書いていきます。

那須雅彦氏 還暦お祝い会

2013-03-24 11:03:12 | 例会・イベント
ギャモン界に多大な貢献をしていらっしゃる那須雅彦氏の還暦祝賀会が3月23日(土)浅草で行われました。このイベントは 昼の部(ギャモンの大会)、夜の部(高級レストランでパーティ)、深夜の部(シュエット?)の3部構成になっておりまして、実力試しに昼の部のトーナメントに参加しました。

当日は35人以上のプレイヤーが集まり、タイトル戦並の規模の大会になりました。個人の祝賀会を兼ねた大会でこれだけ人が集まるというのはすごいことだと思います。これも那須氏の人徳の賜物なんでしょうね。

さて僕の個人成績ですが
メイン ○○○× 
でベスト4に入賞することができました。これが僕にとっての初入賞で素直に嬉しいです。ただ準決勝で板垣さんに最後悔しい負け方をしました。相手が5Pアンカーを持っていて、こちらの6Pを外せば勝ちだったのですが。。。6Pに3枚チェッカーがある状況で唯一ブロットがでる65を振ってしまい、見事にヒットされてマッチを落としてしまいます。



ポジションをいくつか

is Player 2

score: 3
pip: 86
7 point match
pip: 121
score: 3

is Player 1
XGID=---aCBBBC----B-a-a-bcbcAb-:0:0:-1:00:3:3:0:7:10
on roll, cube action?

Analyzed in XG Roller++ No double Double/Take
  Player Winning Chances: 57.03% (G:26.10% B:0.07%) 57.09% (G:26.96% B:0.06%)
  Opponent Winning Chances: 42.97% (G:5.50% B:0.22%) 42.91% (G:6.79% B:0.30%)
  Cubeless Equities +0.418 +1.269
Cubeful Equities
No double:+0.441 (-0.195)
Double/Take:+0.635
Double/Pass:+1.000 (+0.365)
 
Best Cube action: Double / Take

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2



郡司さんとの対戦からです。4Away-4Away-の凶悪なスコアでキューブを打たれました。このスコアは非常に特殊でギャモン率が高い状況ではダブルギャモンで丁度マッチ勝ちされるダメージが大きいので2倍キューブはパスしやすくなります。このポジション、確かにクローズアウトされてバックマンにも逃げ出されると半分以上はギャモンを取られそうです。しかし勝率が十分あると考えてテイクしました。XGの解析では大差でテイクでパスすると特大ブランダーです。パスも真剣に考えたので危ないところでした。

次に黒が54を振って次の局面


is Player 2

score: 3
pip: 77
7 point match
pip: 121
score: 3

is Player 1
XGID=---aCBBBC----B-----ccbdAb-:1:1:1:00:3:3:0:7:10
on roll, cube action?

Analyzed in XG Roller++ No redouble Redouble/Take
  Player Winning Chances: 63.37% (G:5.47% B:0.15%) 65.71% (G:7.26% B:0.32%)
  Opponent Winning Chances: 36.63% (G:10.59% B:0.09%) 34.29% (G:13.47% B:0.12%)
  Cubeless Equities +0.167 +0.931
Cubeful Equities
No redouble:+0.560 (-0.371)
Redouble/Take:+0.931
Redouble/Pass:+1.000 (+0.069)
 
Best Cube action: Redouble / Take

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2



相手の54は55に次ぐ悪い目です。こうなると即リダブルを返すことができます。こういう効果的なキューブを打ち返せることも2倍キューブをテイクできる理由で、ある程度の勝率があればギャモン負け率が高くても、リダブルパワーを根拠にテイクすることができます。

実戦で郡司さんは正しくテイク。そして僕が51を振ってマッチが事実上終了しましたww


次に自分が間違えたポジション


is Player 2

score: 3
pip: 155
5 point match
pip: 143
score: 2

is Player 1
XGID=---a-aEBC---dC---dBda-----:0:0:1:43:2:3:0:5:10
to play 43

1.XG Roller++7/3* 6/3eq: +0.658
Player:
Opponent:
61.05% (G:15.56% B:0.49%)
38.95% (G:6.82% B:0.23%)
2.XG Roller++8/5* 7/3* eq: +0.554 (-0.104)
Player:
Opponent:
57.39% (G:18.25% B:0.62%)
42.61% (G:9.82% B:0.37%)
3.XG Roller++8/4 7/4eq: +0.508 (-0.150)
Player:
Opponent:
56.54% (G:14.47% B:0.32%)
43.46% (G:7.55% B:0.28%)

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2




板垣さんとの実戦から。スコアで負けているのでギャモニッシュにダブルヒットしましたが素直に3Pを作る手が優るようです。
5を振られたときにアンカーを作られるデメリットはありますが、3Pを作る価値は大きく、また6Pのスタックを処理できるのでポイントオンが推奨されるんだと思います。