つれづれギャモン日記

バックギャモンに関する日記です。面白いポジションや大会、例会の結果などを徒然と書いていきます。

大阪オープン2014

2014-03-14 21:54:06 | 例会・イベント
3月15日(土)から2日間、新大阪のKOKOプラザで大阪オープンが開催されます。去年に続き今年も参加することにしました。
今年度からの試みとして、持ち時間が1Pあたり2分制が採用されています(ディレイは従来どおり12秒)。従来は1Pあたり2分半なので20%削減されたことになります。多くのプレイヤーはあまり影響ないかもしれませんが、僕のような最後まで時間を使い切る長考派には結構重大な問題です。

僕は持ち時間に関してある方針を持っていて、ゲームが始まるたびに現在スコアから持ち時間の適正値を計算しています。適正値はスコアがXAway-YAwayであれば以下のように求めます。

(X+Y)×(1Pあたりの時間)÷2


例えば現在スコアが6Away-10Awayとしますと従来方式であれば(6+10)×1.25=20分が適正な持ち時間になります。現在の自分の持ち時間が20分より多ければ、もう少し時間をかけてプレイしてよく、逆に20分を切っていたら少しスピードを上げた方がよい、というわけです。


この方法が本当に最善かどうかは議論の余地があるのですが、このやり方でマッチ終盤に時間で慌てたことがないので結構いい方法だと自分では思っています。

では、明日からがんばります。せめて時間切れ負けはしないように気をつけます。

今日のポジション2014/02/12(解答2)つづき

2014-03-12 22:37:06 | BGポジション
前回エントリーからのつづきです。

問題図から出目を51に変えてみました。

is Player 2 score: 3 pip: 136
7 point match
pip: 144 score: 3 is Player 1
XGID=-b-B--E-CA--bB---bbc-bb-AA:1:1:1:15:3:3:0:7:10
to play 15
1.XG Roller++Bar/24 9/4eq: -0.637
Player:Opponent:27.68% (G:7.59% B:0.35%)72.32% (G:24.86% B:2.24%)
2.XG Roller++Bar/24 8/3eq: -0.681 (-0.043)
Player:Opponent:25.71% (G:6.82% B:0.31%)74.29% (G:23.71% B:1.84%)
3.XG Roller++Bar/20 9/8eq: -0.716 (-0.078)
Player:Opponent:31.17% (G:8.70% B:0.70%)68.83% (G:34.87% B:0.95%)

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2



相手のボードが強いので、Bar/24,9/4と24Pアンカーを作る手が有力みたいです。3のダイレクトショットを与えるのはマイナスだと思うのですが、20ポイントに割るほうがマイナスが大きい、ということでしょうか。ちなみに、スコアを0-0/7ptにすると二つのムーブは同等になりました。

is Player 2 score: 0 pip: 136
7 point match
pip: 144 score: 0 is Player 1
XGID=-b-B--E-CA--bB---bbc-bb-AA:1:1:1:15:0:0:0:7:10
to play 15
1.XG Roller++Bar/20 9/8eq: -0.548
Player:Opponent:30.86% (G:8.36% B:0.63%)69.14% (G:33.99% B:1.03%)
2.XG Roller++Bar/24 9/4eq: -0.552 (-0.004)
Player:Opponent:27.77% (G:7.60% B:0.34%)72.23% (G:25.17% B:2.22%)
3.XG Roller++Bar/24 8/3eq: -0.592 (-0.044)
Player:Opponent:25.66% (G:7.00% B:0.30%)74.34% (G:23.77% B:1.92%)

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2




ためしに相手陣の空いたポイントを20ポイントから21ポイントに移して変化があるか見てみました。

is Player 2 score: 3 pip: 138
7 point match
pip: 144 score: 3 is Player 1
XGID=-b-B--E-CA--bB---bbcb-b-AA:1:1:1:23:3:3:0:7:10
to play 23
1.XG Roller++Bar/23 24/21eq: -0.757
Player:Opponent:30.22% (G:8.60% B:0.66%)69.78% (G:35.56% B:2.00%)
2.XG Roller++Bar/23 9/6eq: -0.764 (-0.007)
Player:Opponent:28.43% (G:7.69% B:0.50%)71.57% (G:32.86% B:1.16%)
3.XG Roller++Bar/23 6/3eq: -0.829 (-0.072)
Player:Opponent:27.27% (G:7.45% B:0.49%)72.73% (G:34.44% B:1.90%)

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2




今度は21Pに進める手が僅差ですが最善になりました。理由を考えるに、バックマンを20Pに前進すると相手の1の目を有効にさせてしまうデメリットがあると考えました。黒は1の目でミッドを動かせませんし、バックマンを23Pに割るのは白にテンポひっとの機会を与えてしまいます。したがって、黒は1の目ではどうしても6/5とやりたいが20Pにバックマンを進めると、(ヒットできるので)その口実を与えてしまいます。
相手の6Pのスペアを5Pに動かして検証してみます。すると、、、

is Player 2 score: 3 pip: 137
7 point match
pip: 144 score: 3 is Player 1
XGID=-b-B--E-CA--bB---bbbc-b-AA:1:1:1:23:3:3:0:7:10
to play 23
1.XG Roller++Bar/23 9/6eq: -0.767
Player:Opponent:28.51% (G:7.71% B:0.49%)71.49% (G:33.13% B:1.13%)
2.XG Roller++Bar/23 6/3eq: -0.834 (-0.068)
Player:Opponent:27.58% (G:7.60% B:0.52%)72.42% (G:35.38% B:1.92%)
3.XG Roller++Bar/23 24/21eq: -0.849 (-0.083)
Player:Opponent:28.78% (G:8.08% B:0.68%)71.22% (G:38.14% B:2.06%)

eXtreme Gammon Version: 2.10, MET: Kazaross XG2




予想通り、21Pに進める手が悪手になりました。相手の1の目を有効にさせることがデメリットなのだと推測できます。
今回の一応の結論として
・バックマンを前進するとギャモン負けを増やす。ギャモン負けの痛いスコアでは、できれば後ろの方に控えたい。
・相手の1の目を有効にさせることはマイナス
この二つで締めくくりたいと思います。しかし、このポジションはまだまだ理解できないことが多く、この結論で本当によいのか自分でも半信半疑です。



以上です。グダグダとまとまりのない文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。