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備忘録

鈴木宗男と杉原千畝。この話は本当か

2009-06-30 07:41:49 | 雑記録
鈴木宗男と杉原千畝。この話は本当か。
2009.06.29 Monday
第五章 「時代のけじめ」としての「国策捜査」

鈴木宗男と杉原千畝


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 鈴木は、杉原千畝(すぎはらちうね、イスラエルではセンポ・スギハラと呼ばれることが多い)元カウナス(当時のリトアニアの首都)領事代理が人道的観点からユダヤ系亡命者に日本の通過査証(ビザ)を与え、六千名の生命を救った史実に大きな感銘を受け、当時の外務省幹部の反対を押し切り、杉原夫人を外務省飯倉公館に招き、謝罪している。外務省本省は、訓令違反をし、外務省を退職した外交官を褒め讃(たた)える鈴木の言動に当惑し、この話題がランズベルギス・リトアニア大統領との会談で提起される事を警戒していた。

 私は別の観点から杉原問題をランズベルギスに提起することには反対だった。実はランズベルギスの父親は新ナチス・リトアニア政権で地方産業大臣をつとめ、ユダヤ人弾圧に手を貸した経緯があり、また、一九九一年時点でのランズベルギスを中心とするリトアニア民族主義者とユダヤ人団体の関係もかなり複雑だったからである。私は鈴木にランズベルギスの背景事情を説明し、杉原問題を提起する事は不適当であると直言した。鈴木は私の意見によく耳を傾け、しばらく考えた後にこう言った。

 「佐藤さん、ランズベルギス大統領は、ソ連共産全体主義体制と徹底的に闘って、リトアニアに自由と民主主義をもたらした人物である。それであるならば、杉原さんの人道主義を理解することができるよ。一流の政治家というのはそういうものだ」

 鈴木はランズベルギスとの会談で杉原問題を提起した。ランズベルギスは「命のビザ」の話に感銘を受け、カウナス市の旧日本総領事館視察日程を組み込むよう同席していた外務省儀典長に指示するとともに、ビリニュス市の通りの一つを「杉原通り」に改名すると約束した


この本は長いし、情報も多い。わたしは、読み通すのが大変だった。

しかし、読む価値あり。
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