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備忘録

【三重】三重の漁協、累積赤字48億円超…07年度全国ワースト1

2009-06-24 11:01:38 | 雑記録

2009年6月24日 (水)

【三重】三重の漁協、累積赤字48億円超…07年度全国ワースト1

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090624-OYT1T00112.htm


 三重県内の沿海漁業協同組合が抱える2007年度の繰越欠損金(累積赤字)は、前年度比22億1000万円増の48億8000万円で、全国合計(374億6300万円)の13%を占め、ワースト1になったことが農林水産省のまとめでわかった。

 全国漁業協同組合連合会(全漁連)は三重県を重点指導県域に指定し、合併推進などによる経営改善を求めている。

 全漁連は07年6月、累積赤字が5000万円以上で、10年以内に解消できる見込みのない全国101漁協を「要改善漁協」に認定。同県では全41漁協(当時)のうち15漁協に上った。県などによると、累積赤字があるのは13漁協で、最多額は前年度比約6億円増の12億7800万円の志摩の国(志摩市)。古江(尾鷲市)は3億6300万円の赤字を抱え、今月9日、津地裁熊野支部から破産手続き開始決定を受けて解散した。

 累積赤字の急増は、経営強化を図るため県漁連などの指導で合併を推進し、各漁協が組合員への融資の焦げ付きや、網や餌を販売した際の未収金などの不良債権を含み損として決算に計上したためという。08年度はさらに膨らむ見通しだ。

 志摩の国など、鳥羽市以南の21漁協は昨年7月、合併推進協議会を設立。現在は17漁協が協議を進めている。県漁連など関連団体は赤字解消のため、計24億円を合併漁協に資金注入する支援策を提示。県も今年度当初予算に計1億4000万円の支援事業を盛り込んだ。県水産経営室は「財務格差が合併を阻害している。出資金の増額など、各漁協が自助努力で処理する計画を立て、経営改善を図ってもらいたい」としている。
(2009年6月24日07時39分 読売新聞)


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