故・萩原流行さんの交通事故死が法廷闘争へ “捜査がぬるすぎる”警察護送車との関連明らかに?
4月22日に東京・杉並区の青梅街道で発生した俳優・萩原流行さん(享年62)の交通事故死が、法廷闘争に持ち込まれる可能性が出てきた。
警視庁高井戸署の護送車が車線変更しようとした際、萩原さんのバイクが転倒。後続の乗用車にひかれ、死亡した。そのため、事故の原因とされる警視庁を、萩原さんの妻・まゆ美さん(62)が民事・刑事、双方で提訴する意向だという。萩原さんの弁護士が一部スポーツ紙に明かした。この弁護士がなかなか個性的な人物ということで、報道陣の間で話題になっている。
「今月14日に事故現場で警視庁による実況見分が行われましたが、萩原さんの弁護士が事故現場脇の歩道でウトウト眠っていたというんです。弁護士は76歳と高齢で、まゆ美さんが気遣って近くの雑貨店でイスを購入し、それに弁護士は座っていたらしい。昼過ぎのポカポカ陽気に誘われて舟をこいでいたようです。局内はこの話題で持ち切りです。弁護士はその少し前まで、実況見分で鋭く目を光らせ、『この捜査はおかしい!』と警視庁に猛抗議していたそうだけど、この姿自体、弁護士としては異例。よほど納得できなかったのでしょう。その疲れからか、居眠りしたようだ」(ワイドショー関係者)
かと思えば、夕方ごろに復活。
「近隣の店をくまなく回り、精力的に聞き込みしたようです。ご老体にもかかわらず、あまりの熱心な姿に、住民は困惑していたとか」(同)
一方、こちらも報道陣の間では個性的なキャラで知られる、まゆ美さんにも変化があった。これまでは丁寧に取材対応したり、逆に取材対応を控えたりと日によって報道陣への態度が変わっていたが、今後は積極的に露出する方針を取るという。
「警察への不信がついに爆発したのか、実況見分の現場で警視庁担当者に対し『もうあなたとはしゃべりたくない!』と激怒。片や報道陣には『取材には、なんでもしゃべります! よろしくお願いいたします!』と声を張り上げたそうです。現場近くのコンビニで買ったのか、報道陣にコーヒーなど差し入れもしていたみたいです」(週刊誌記者)
まゆ美さんは事故から3日たった先月25日にも、報道陣を驚かせている。萩原さんが10年来かわいがっていた吉川龍という若手俳優を、萩原さんの芸名「流行」と本名「光男」から1文字ずつ取り「吉川流光」と改名させる意向を明かしたのだ。まゆ美さんは「私の生きがいにしていきたい。今度はこの子のために生きていこうと、前向きになることができました」とまで宣言。報道陣の目を白黒させた。
「まゆ美さんの取材対応は、芸能人の遺族としては実に珍しい。でも、愛する夫の死の真相が闇に葬られるのは当然許せないでしょう。だから警察側と徹底的に闘う構えのようです。警察側の捜査が、あまりにぬるすぎるのも事実ですから」(前出の週刊誌記者)
警察相手に大立ち回りを演じるまゆ美さんと、熱血漢のベテラン弁護士。この2人がコンビを組んで法廷に乗り込むとなれば、提訴される警視庁も事故の真相と責任をうやむやにして逃げることなどできなくなりそうだ。
萩原流行さん転倒事故 護送車が原因か
警視庁は当時の詳しい状況を調べていますが、防犯カメラの映像の解析や現場検証の結果、事故の直前まで左側の車線を走っていた警視庁の護送車が、オートバイの前に車線変更したことが転倒につながった可能性のあることが新たに分かりました。
萩原さんは転倒したあと、右側の車線にはみ出し、走ってきた乗用車にはねられたということです。
警視庁は護送車を運転していた警察官から車線変更の際に十分に確認をしていたかどうか、話を聴くなどして、さらに調べています。
一方、萩原さんの妻のまゆ美さんが22日、都内で記者会見し、警視庁から捜査の情報が得られず不満があるとしたうえで、事故の状況を知りたいと訴えました。