<G8>原発の安全対策強化など、首脳宣言採択し閉幕
【ドービル(フランス北西部)会川晴之】主要8カ国首脳会議(G8サミット)は27日午後(日本時間同日夜)、首脳宣言を採択して閉幕した。宣言は、北朝鮮が国連安全保障理事会決議に反して核・ミサイル開発を続けていることや、昨年11月に確認されたウラン濃縮活動を非難した。また、原子力の安全確立、中東・北アフリカ諸国の民主化改革「アラブの春」を支持することを盛り込んだ。(毎日新聞)
[記事全文]
・ G8首脳宣言を発表し、閉幕 地震国に原発の厳格基準 - 47NEWS(5月27日)
・ 世界経済はリスクを抱えながらも回復継続―G8サミット閉幕 - ウォール・ストリート・ジャーナル(5月27日)
◇原子力発電や北アフリカの民主化運動などが焦点に
・ G8 原発を巡る議論が焦点 - NHK(5月26日)
・ G8、エジプト・チュニジア民主化支援で一致 - 読売新聞(5月27日)
・ 「原子力」「北アフリカ」が焦点=仏サミットが開幕へ - 時事通信(5月26日)
・ 情報BOX:ドービル・サミットの主な議題 - ロイター(5月25日)
・ French Presidency of the G-20(英語) - 公式サイト
※サイトや文章を翻訳 - Yahoo!翻訳
◇原子力安全条約について
・ 原子力の安全確保に関わる主な条約 - 電気事業連合会
・ 国際原子力安全条約 - ATOMICA
◇菅首相が冒頭発言
・ 日本再生の重要な機会=復興への決意、サミットで表明―菅首相 - 時事通信(5月26日)
・ [映像ニュース]G8サミット開幕、原発問題など議論へ - TBS系(JNN)(5月27日)
◇首脳会談では
・ <日米首脳会談>一層の同盟深化を確認 大震災後初 - 毎日新聞(5月27日)
・ <日独首脳会談>自然エネルギーの推進、協力で合意 - 毎日新聞(5月27日)
・ 日仏、原発の安全向上へ戦略的対話 - 産経新聞(5月26日)
◇関連トピックス
・ 福島第1原発事故 - Yahoo!トピックス
「注水中断せず」判断した吉田所長 「処分検討」にネットで怒りの声
J-CASTニュース 5月26日(木)19時43分配信
それによると、現場の吉田昌郎・福島第1原発所長が注水継続が必要と判断し、「空白の55分」を防いでいたことがわかった。しかし、東電は吉田所長について「処分も検討する」としており、ネット上には怒りの声が溢れている。
■「正しい判断をした」
これまでの政府や東電が公表した資料では、3月12日19時4分に海水を注入し始めた後、官邸の意向を汲んで19時25分に注入を一時中断し、20時20分に再開したとされていた。そして、この一時中断をめぐり、菅直人首相の関与の有無や原子力安全委員会の班目春樹委員長の発言など、事情説明や報道が二転三転、混乱した。
しかし今回の発表によれば、3月12日18時5分ごろに政府から海水注入の指示があり、19時4分に注入開始。約20分後、官邸に派遣した社員から「首相の了承が得られていない」と連絡があり、東電社内の協議の結果「注入停止」が決まった。しかし、吉田所長が「事故の進展を防止するためには、原子炉への注水の継続が何よりも重要」と独自に判断し、停止に至らなかったという。
東電の武藤栄副社長は会見で、「正しい判断をした」と吉田所長の行動を評価したうえで、「報告やその後の対処が良かったか検討する必要がある」と、処分も含めて検討する考えを示している。
■「もう無茶苦茶!」「おかしい」
この方針に対し、ネットユーザーの怒りが爆発した。
「吉田所長が私達を守った。吉田所長が処分されるのだとしたら、それはおかしい。凄くおかしい」
「吉田所長が処分されるなら、全ての関係者が処分されなければならない」
「もう無茶苦茶!現場はまさにやってられねぇって感じだろうなぁ…」
福島第1原発の現場では、多くの作業員が厳しい環境の中で復旧作業を続けている。吉田所長はその現場の最高責任者だ。
週刊誌報道などでは、不眠不休で1000人以上の作業員の指揮をとり、本店からの指示に対しも現場の立場から声を荒げて言い返すなど、たくましい人物像やリーダーシップが報じられてきた。
その奮闘ぶりを知ってか、ネットでは、
「所長を処分したら誰が指揮をとるんだ!」
「吉田所長には処分でなく、休息を与えて下さいよ!! 」
などの声が上がっている