復興財源に「打ち出の小づち」なし=国債引き受け、明確に否定―白川日銀総裁
日銀の白川方明総裁は25日、内外情勢調査会(会長・中田正博時事通信社長)で東日本大震災後の日本経済をテーマに講演し、国の借金である国債を日銀が直接引き受けることについて「無から有を生み出す打ち出の小づちのような便利な道具はそもそも存在しない」と述べ、明確に否定した。与党内の一部には、震災の復興財源を捻出するため、日銀の国債引き受けを求める声があるため、こうした動きを念頭に置いたものとみられる。(時事通信)
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◇都内で講演
・ 日本経済に強い下押し圧力、生産低迷続けば消費にブレーキも=日銀総裁 - ロイター(5月25日)
・ 大震災後の日本経済:復旧、復興、成長(PDFファイル) -
(5月25日)
◇復興国債をめぐる議論
・ “禁じ手”復興国債に揺れる 引き受けの日銀にアレルギー - フジサンケイ ビジネスアイ(5月20日)
・ 「緊急寄稿 震災からの経済復興――これから何をするべきか」岩田規久男 - webちくま
・ 「復興国債」緊急発行? 今すぐわかる緊急Q&A - 為替王(3月19日)