「ねじれ国会」というマーケティング用語 NHK視点論点
以前からこの言葉に疑問を感じていたところ、このビデオの先生が分かりやすく代弁してくれました。
「ねじれ国会」には明らかに悪いイメージがあり、二院制では当然の対立をあたかも「悪いこと」のようにイメージ付けをするための、日本特有のマーケティング用語では無いでしょうか。
例えば「ねじれ国会」という用語に対応する英エコノミストの翻訳は下記のようになっています(適当な訳ですご容赦ください)。解説者が~のくだりで、「英語には無い用語」ということがおわかり頂けると思います。
「Cohabitation rules」 (www.economist.com)
In the upper house, meanwhile, only half the seats are contested every three years; it is scarcely imaginable that the LDP could win back its majority in fewer than six years.
So years of what commentators call a “twisted” Diet beckon-or what perhaps can more earthily be translated as an arsy-versy one.
(参議院では、議席の半分が6年ごとに入れ替わります。想像しにくいことですが、自民党は少なくとも6年間、参議院での多数を勝ち取ることはできません。ですので、解説者が言う「ねじれた国会」(さらに世俗的に「逆さまの~」と訳することも出来るでしょう)を何年間も招きます。)