2025年4月24日(木)、太鼓谷稲成神社から下りて向かったのは、森鴎外旧宅。鴎外(1862-1922)は、軍医、小説家、評論家、翻訳家。夏目漱石と並ぶ明治を代表する文豪。著書は、半世紀前に何冊か読んでいるが、全く覚えていない。1872年、10歳で上京するまで住んだ家。
記念館に一族・子孫の家系図が展示されていたが、文学・医学・芸術の分野で活躍した著名な人の圧倒的多さに驚いた。
次に、津和野川を挟んだ対岸の、西周(にしあまね)の旧宅に行った。西周(1829-1897)は、「哲学」「知識」「概念」「芸術」「心理学」という訳語を創った蘭学者・哲学者・啓蒙思想家。 1853年、25歳で上京するまで住んだ家。
鴎外の親戚で、鴎外が上京した時、西周邸に一時期住み込んでいたそうだ。片田舎出身の、家も近い親戚の二人が明治を代表する知識人になっているのに、またまた驚いた。