2025年3月14日(金)、岩国港から南東26kmのところにある柱島の「金蔵山(きんぞうざん)」に登った。初めて登ったのが2021年。月日の経つのがつくづく早く感じる。中学1年生なら、早や高校2年生になっている。金蔵山(283m)は、しま山百選のひとつで、「西瀬戸内海の周防小富士」と呼ばれているところ。7時40分発の高速艇で、途中、柱島諸島の黒島・端島に寄って、8時39分に着いた。
登山口の柱島小中学校(2011年休校)から、山頂まで約1.1km。道はよく整備され、歩いた距離、山頂までの距離が掲示され、目安があり歩きやすい。
山頂には、太平洋戦争時の海軍の、見張り所の煉瓦の建物が残っている。
柱島は山口県岩国市にあり、広島県、愛媛県との県境にある。山頂から、南に山口県周防大島、東に愛媛県松山市の島々、北に広島県倉橋島を見渡した。
下山後、島一周農道を歩いた。海岸より一段高いところにある農道は、舗装され平坦で7km。農作物を運搬するために造られたそうだが、現在はあまり使われていないようだ。人口108人では已むを得ない。今はハイキングコースとして利用され、春と秋に地元の人が清掃しているそうだが、春はまだ先だ。落葉が集積し、落石や倒木もあった。
北に採石跡で直ぐわかる大黒神島、南に周防大島など周りの島々を確認しながら歩いた。
帰りの船の時刻まで集落内を散策した。
17時14分、岩国港に着いた。27,000歩、7時間30分の柱島だった。