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新型コロナウイルスにより休校になった子どもたちの心を守る

2020年03月04日 | チームカウンセラー

新型コロナウイルスにより突然、学校が休校になったことで、

保護者はとても困っていると思います。

目に見えない不安もあるし、働いている人は仕事の問題もあります。

 

一見、子どもたちは元気そうに見えますが、

この異常事態の中、心の中は不安でいっぱいです。

 

スクールカウンセラーとして勤務している学校の保護者向けに

『子どもと関わる上で気にかけて欲しいこと』を文章にまとめましたので、

それを以下に記載します。

参考にしていただければ幸いです。

 

新型コロナウイルスへの対応により小中高校が一斉休校になったことで、

子どもたちが家庭で過ごすことになりましたが、子どもたちのようすはいかがですか。

子どもたちは不安をことばで表現することができません。

一見元気そうに見えても、学校に行けないことは子どもたちには大きなストレスになっています。

保護者にとっても厳しい時期ではありますが、

子どもの心を守るために以下の点に気をつけてお過ごしいただけたらと思います。

 

①子どもの前で、不安を喚起するような映像を繰り返し見るのはやめましょう。

いろいろな事件や事故が起こると、テレビなどで何度もその映像が流れます。

それを大人がくり返し見ることで、そこにいる子どもが実際に被害に遭っていないのに二次被害として、

様々な心理的な問題をひき起こします。

不安ではありますが、子どもの前では不安になる映像を見せることや不安にさせる大人同士の会話は控えましょう。 

 

②大人にとってもいろいろ不安なことはありますが、子どもに対してはいつもと同じ接し方をしてあげましょう。

学校等で事件や事故が起こったとき、先生たちはできるだけ平常時と同じ生活が送れるように子どもたちと接することを心がけます。

それは、いつもと同じであることが子どもたちにとって安心できるからです。普段と変わらない生活を心がけましょう。

 

③散らかして遊べるのは、子どもの心が健康な証拠です。

仕事から帰ったら一緒に片付けをする中で、コミュニケーションを図っていきましょう。

外へ出ることが制限されている今、子どもたちは室内で遊ぶことになります。

仕事から帰って部屋が散らかっているとイライラしてしまいますが、散らかして遊べることは子どもの心が健康な証拠です。

仕事から帰って部屋が散らかっていても怒らないであげてください。

散らかった部屋を子どもたちと一緒に片付てあげることで子どもたちはホッほっとしますし、

「○○で遊んでたんだね」など話しながら片付けをすることで、その時間が子どもたちとのコミュニケーションの時間になります。

また、「片付けができて偉いね」「お母さん助かるよ」の声かけで子どもの自己肯定感が高まります。

 

④ゲームやYouTubeは、やっても良い時刻を決て使わせるようにしましょう。

(例えば午後4時~5時までの1時間、6時~6時30分までの30分など)

 子どもたちは部屋いっぱいにオモチャを広げて遊びます。

「ゲームをしていれば家にいてくれて安心」

「散らかされるのがイヤ」などの理由で、ゲームやYouTubeなどを見せる時間が長くなると、

子どもたちはすぐにネット依存になってしまいます。

「勉強したらゲームをやって良いよ」というのは、お勧めできません。

なぜなら、この言い方だと「ゲームをするために勉強をする」ことになってしまうからです。

勉強する時間、ゲームやYouTubeをやって良い時間を子どもと話し合ってしっかりと決めて守らせましょう。

また、守れていたときには、ほめてあげましょう。

時間を守れることで、自己コントロール感、自己肯定感が育ちます。

 

⑤折り紙やトランプ、将棋、オセロなど昔の遊びを教えてあげて、一緒に楽しみましょう。

昔、あまりものがなかった時代の遊びは、子どもの知能を育てるのに画期的なものばかりでした。

昔の遊びは、子どもの集中力を養うものばかりです。

親と一緒に過ごせることが子どもにとっては一番の安心材料です。

子どもと一緒に遊ぶ時間を意識的に設けてあげてください。

 

⑥子どもを残して家を留守にするときには、食事の用意をしっかりとしていってあげましょう。

私のスクールカウンセラーとしての経験上ですが、

不登校の子どもでも、食事をきちんと用意してもらえている子どもは学校復帰が早いように感じます。

それは、きちんと食事とることが心のリラックスや安心につながるからです。

子どもは自分で食事を用意することはできません。

この時期、栄養をとることは睡眠と共に最も大切です。忙しいとは思いますが、食事の支度をしっかりとしてあげてください。

 

⑦学校に行けない日が続くことでいつもと違う行動が見られる場合があります。

そんな時は、抱きしめてあげたり、一緒に寝てあげたり、話しを聞いてあげたりして、安心させてあげましょう。

事件や事故、災害に見舞われた子どもたちは、その不安からイライラしたり眠れなくなったり、

必要以上に甘えてきたりなど、いろいろな問題行動を起こします。

それは、異常時の正常な反応で、優しく包み込んであげるうちに次第に収まっていきます。

学校へ行けないこと、外に出られないこと、友だちと遊べないことは、子どもたちにとって、とてもストレスになります。

心配なようすが見られたら、ゆっくり甘えさせてあげましょう。

 

⑧不安が続くと身体にいろいろな症状が現れてきます。自分自身にも優しく、無理のないように生活しましょう。

保護者が元気であることが、子どもたちにとっては一番の安心材料です。

ご自身に頭痛、腹痛、イライラ、抑うつ気分、肩こりなどいつもと違う症状が見られたら、

無理をせずに身体を休めたり、気持ちを聞いてもらいましょう。

 

子どもやご自身に心配な様子が見られたら、通っている学校に連絡してスクールカウンセラーに相談してください。

1人で不安を抱え込まないでくださいね。

 

親が落ち着いていれば、子どもたちも安心して過ごしていられます。

不安はいっぱいですが、子どもの心を第一に過ごしていってあげてくださいね。

 

以上になります。

早く収束すると良いですね。(^^)

 

2020年3月21日(土)に行った一日児童館「かっぱら広場」での子どもたちのようすは→こちらから


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