波紋

雨が続いたと思ったら、今度は暑い日が続いている。それも、湿度が高く不快な暑さなので、疲れが貯まるばかりだ。そんな中、電車の冷房がありがたい。

この週末は何事もなく過ぎた。いつものことだが、それはいいことよりも悪いことに思える。最近、「淋しい」と感じることが多くなったのは、年齢のせいか、それとも、会いたい人がいるせいか…

仕事以外は、今週も何事もなく過ぎていくだろうけど、僕の心に広がった波紋は消えない。

からだをいたわる

どうも体調が良くないようで、一昨日は暑くもないのに汗が止まらなかった。
今朝起きると、着ていたはずのパジャマを脱ぎ捨てていた。悪い夢を見ていたこともあるが、普段体を気遣っていないツケがまわっている。

ということもあり、昨日さぼった散歩に出かけた。
歩きながら汗をかくのは気持ちがいい。少し溜まっていた疲れがだんだんと消えていく感じがしたが、すべては消えないことはわかっている。すべてを消すためには別のことが必要だし、すべてを消すことはないことも。

さあ、一休みしたら家へ帰ろう。

ひさびさに月

あるワインを探しに六本木に行った。交差点は「不夜城」の呼び名にふさわしい賑やかさで、行き交う人の表情も晴れやかだった。

目的のワインと出会い、地下鉄に乗った。
恵比寿に着くと、その視線の先に輝く月が浮かんでいた。

久しぶりに会う月は、心なしかいつもよりかわいらしく見えたが、酔っぱらってはいない。

傘選び

降り始めてからもう４日も経つと、鬱陶しさよりも、諦めよりも、傘の撥水性が気になる。まあ、それが鬱陶しさや諦めにつながっていくということもあるが。

今使っている骨が16本ある傘は、使いやすく気に入っている。まあ、束ねるところが外しにくいのは、セール品だったことを考えて諦めている。次回買うときのチェックポイントに追加するつもりだ。

そろそろ、一番苦手な季節である「梅雨」がやってくる。今年こそは、一本お気に入りを手に入れよう。あと、ビニール傘も楽しもう。

被写体

花や葉にレンズを向けると、見計らっていたかのようにさっと風が吹き、被写体を揺らめかせる。こちらの腕の足りなさもあるが、こんな時は何度撮ってもうまくいかないものだ。

雨が続いている。雨は傘をさしていても霧のように風に乗ってまとわりつく。嫌だと言っても逃れられない。ならば、嫌々な気持ちをどうにかしよう。相手が人でない分、難しくはない…なんてこともないが。

では、週末晴れたらその分を取り戻せばいい。そうだ、連休中使わなかったカメラを持って、素敵な被写体を探しに行こう。。

あおばいろ

連休の終わりは雨。名残惜しさを象徴しているかのように、静かに降り続く。

「５月に入ったばかりなのに」と言われそうだが、実は６月を楽しみにしている。それは、菖蒲や紫陽花、バラなどを楽しみたいというだけなのだが、それはこの連休に花を楽しむ機会がなかったことの反動なのだろう。

でも、日差しを浴びた新緑の美しさも捨てがたい。まだ５月に入ったばかりなのだから、まずは今を楽しもう。

こどもの日

歩いていたら、川を跨いで鯉のぼりが泳いでいるのを見て、今日がこどもの日だというのを思い出した。そんなことも忘れてしまったのは、子どもがいないからだろうか。

新聞のテレビ欄を見て、昼過ぎに『こどものきもち24じ』の再放送があることを知った。もう一度みたいと思っていて、再放送を心待ちにしていたが、今日はもっともふさわしい日だ。

ところで、妹と姪が帰った後は静かな生活が戻った。心身のリズムは取り戻したものの、果たして僕は２人の気持ちを考えていただろうか。

そんなことを考えながら、子どものいない「こどもの日」を過ごそう。

間違い

雨が降る前にと思いながら散歩に出掛けた。
途中、「雨かなっ？」と思う感じはあったが、そのまま進んで来た。

それでも雲行きが心配になり、早めに切り上げようと川沿いの遊歩道に入った。

だが、いつまで経っても帰り道の目印とした場所が現れない…と思ったら、大学病院の建物が見えてきた。どうやら逆コースを辿ってきたようだ。

まあ、その分長く歩くことができたと思えば、それもいいかな。人生だって、そんなものだし…

言い訳

工事現場らしき場所を区切る仮設の壁に、ところどころ緑が見られた。
何だか言い訳っぽい感じだったが、それも有りなのかもしれない。

自然志向が強まっている中、果たして緑は増えているのだろうか。
屋上や壁面を緑化しても、まだまだ緑は足りない気がする。だから、ないよりはあった方がいい。

僕の生活にも緑が足りていたら、言い訳は少なくなるだろうか。

部分補修

だいぶ体が鈍ってきていたので、今朝は散歩に出掛けたが、ウォームアップ程度の距離にして切り上げた。

途中、作り替えられたばかりのお屋敷の門を見かけた。曜日限定で一般公開されているそうだが、まだ訪れたことはない。

さて、この門が風雨にさらされて風合いを得る頃、僕はどこで何をしているだろうなどと考えつつ、なりたい自分になるために部分補修も必要だとも思ったりもした。