幸せをもとめて

先週川越で買い求めたコーヒーミルだが、まだ包装されたままだ。
近所の商店街にある、自家焙煎しているコーヒー豆屋さんで購入しようと考えていたのだが、ある店を思い出し、午後から向かった。

自由が丘に初めて来たのは、確か中学生の頃だった。
当てもなく、何となくその街の名前に憧れて訪れたが、結局洋食屋さんに入りスパゲッティを食べて帰った記憶がある。その後何度か訪れているが、その洋食屋さんは既にないようだ…

さて、ある店の数軒手前にある病院で、２人の子どもが並ぶ石像を見つけた。何とも微笑ましいその象の前を過ぎ、店に入る。
People Treeは、フェアトレードの店である。５～６年前に一度、ある人に連れてきてもらった。その時は欲しいものが見つからず、ブックカバーを買った。それは今読んでいる文庫本を包んでいる。

彼女は、とても心の綺麗な人だった。以前もここで書いたかな？　「好き」という気持ちがはっきりしないまま、「こんなに想っているのに」と思ううちに苛立ちが募ってしまい、結局離れてしまった。

今思えば、幸せを掴むきっかけはいくらでもあった。けれども全て見逃してしまった。「幸せになりたい」という気持ちが薄いのだろうか？

想い

帰り道、池袋のLibroに寄った。ずっと買いそびれていたCoccoの沖縄ライブを撮った写真集を買うためだ。

新書２冊をかごに入れ、エスカレーターで２階まで上がると、ある写真集が目に入った。「Camera People」と題されたこの写真集の表紙を飾る写真は、一昨年11月に渋谷のNadarというギャラリーで観た、船寄剛さんの作品だ。その前に訪れたCanonギャラリーの掲示板に貼ってあった、この写真のポストカードに強く惹かれ、観に行ったんだ。
被写体の魅力もあるが、船寄さんの作風には光るものを感じる。

今日もまた一つ、チャンスを掴めなかった…ようだ。
また、今の道を歩き続けるしかないんだなあ…と思いつつ、今日は早く眠りに着こう。

冷たい風

数日振りの昼休みの散歩。日なたを歩いている分には良いのだが、影に入るとやけに寒い…　冬だから当たり前なのだが、暖かい日が続いているせいか、ちょっと冷え込んだだけでもちょっぴり辛い…

帰宅してから、「プロフェッショナル　仕事の流儀」を見ていた。
今日はさまざまな人たちの技を紹介していたが、どれも非常に興味深かった。この前も書いたが、忘れずに見られた時はうれしい。茂木健一郎さんの脳の話や、ゲストの話を真剣に聞く住吉美紀アナの表情も、惹かれる理由だ。

月の光が型板ガラスの模様に反射し、床面を照らし出していた。
明日はいい日になるだろうか？　いや、いい日にしよう