訳あって北へと向かうが、白河の関を越すまではいかない。
ところで、東北新幹線の始発駅が東京になった後も、鉄道に限って言えば「北への玄関口」は上野であるが、果たしてその「常識」はどの世代までに共有されているのだろう。
さて、行きがけに済ませたかった用事が出来ず、30分も早く上野駅に着いてしまった。ホームで待っていても寒いだけなので、改札を出て上野公園の入口付近で空を眺めていた。漂う雲は、「遅くなって雨」という天気予報が外れない証明にも見えたが、今は美しい模様として映る。
雲が流れていくように、人の心も移ろう。「自分らしさ」を守るための頑なさは、自分らしく変わっていくことを阻害しているのかもしれない。そんな事を思いながら、もう一度空を見上げてみた。
ところで、東北新幹線の始発駅が東京になった後も、鉄道に限って言えば「北への玄関口」は上野であるが、果たしてその「常識」はどの世代までに共有されているのだろう。
さて、行きがけに済ませたかった用事が出来ず、30分も早く上野駅に着いてしまった。ホームで待っていても寒いだけなので、改札を出て上野公園の入口付近で空を眺めていた。漂う雲は、「遅くなって雨」という天気予報が外れない証明にも見えたが、今は美しい模様として映る。
雲が流れていくように、人の心も移ろう。「自分らしさ」を守るための頑なさは、自分らしく変わっていくことを阻害しているのかもしれない。そんな事を思いながら、もう一度空を見上げてみた。