週刊これは夢?!

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FreeBSD 14

2024-04-30 | 電脳

そろそろ良いかなとFreeBSDを13から14にアップグレードした。

身近な所で変更が入っていて、いくつかはまった所を記録しておく。

  1.  標準シェルが csh から sh に変更
  2.  /usr/ports 管理用の portsnap が標準コマンドからなくなる
  3.  標準メール転送ソフトが sendmail から Dragonfly Mail Agent (dma) になる

□ 標準シェルが csh から sh に変更

日常的に使うシェルは zsh なので、影響はないが、root になった時、環境変数などの影響を排除し、できるだけ素の状態にするため、root のログインシェルを変更していない。
ただ、コマンドの履歴とその補完だけはやりやすくしていた。

その設定が効かなくなったので、アップグレード直後は困惑した。
少し調べて、標準shell が変更されたとわかったので、.shrc を編集した。
これまでの履歴を参照しなくなってしまったのでちょっと不便。統合しなくちゃ…

□ /usr/ports 管理用の portsnap が標準コマンドからなくなる

portsnap 自体は ports の中にあるので、使いつづけたければ、ports からインストールすればいい。

今回は git による管理になってしばらくしていることと、portsnap が標準で用意されなくなったので、git を使って ports tree を更新してみることにした。

/usr/ports の準備の仕方は FreeBSD Project の Handbook にしたがった。
ports tree の update は "# git -C /usr/ports pull" か "make update" でいける。

ただ、index まではもってこないようで、これだけだと、pkg や portmaster での操作にえらく時間がかかる。

index を用意するには "make index" か "make fetchindex" をする必要がある。"make index" はそれなりに時間がかかる。

あわせると次になる。

  % cd /usr/ports && make update fetchindex

 

□標準メール転送ソフトが sendmail から Dragonfly Mail Agent (dma) になる

システムが定期的に送ってくるメール。daily run outopu とか、security run output みたいなメール。
root でログインしないと読めないのは不便だし、そもそもログインしてまで読みたくはない。が、目を通しておく必要がある。

そこで、"/root/.forward" ファイルを利用して、root から私のユーザーアカウントに転送し、それを"~/.forward" で maildrop にわたして、メールソフトで読めるようにしていた。

ところが、Dragonfly Mail Agent は ".forward" を利用しない。
9年前?のTODO にリストされたままになっている。

root から 特定のユーザーやメールアドレスに転送するのは、/etc/mail/aliases で指定できる。
一般ユーザーの転送設定を /etc/mail/aliases に書くのは避けたい。
一応やってはみたが、maildrop に渡す設定もうまく書けなかった。

転送されたメールをcronで読みこめないかと試行錯誤したができず手詰まり。

結局、dma をあきらめ、 sendmail に戻す。やり方は Handbook を参考にする。

  1. /etc/mail/mailer.conf を /usr/share/examples/sendmail/mailer.conf に変更
  2. /etc/rc.conf  に sendmail_enable="NO" と記述
  3. サーバーを再起動。

かなりdma で一般ユーザーが .forwad を使わずになんとかする方法を探したのだけれどみつけられなかった。
".forwad" が使えなくても困らないのだろうか。

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