忘年会のお誘いもお断りしました。
麻雀のお誘いもお断りしました。
数々の楽しそうなお誘いを泣く泣くお断りしました。
勿論この数ヶ月、完全休日なんてものはございません。
ひたすら台本を書いてます。
夢中で書いてます。
基本的に朝の5、6時頃まで書いてます。
とにかく起きてる間の時間は全て
舞台の準備に費やしてると言っていいでしょう。
僕は基本的に、忘れっぽい人間なのかもしれません。
特につらい事は結構すぐ忘れるようです。
一つのプロジェクトを遂行させるまでに
上手くいかない事なんてのは
それはそれは数え切れない程あります。
それこそ
毎日が小さな挫折の積み重ねであります。
舞台、ライブ、イベント等
今まで沢山のプロデュースをしてまいりましたが、
やってる最中必ず何度か
「俺・・・何でこんな大変な事してんだろう。」
と我に返る事がございました。
ただ、終わってしばらくすると
それを忘れてしまいます。
つらい記憶が、程よく抹消されてしまってるようです。
心地よい<達成感>だけが残っています。
なので、大変だという事を忘れて
またやってしまうのでしょう。
だから、逆に今は
途中ではなるべく
我に返らないようにしてます。
吊り橋の下を見ると動けなくなるのと同じように、
我に返ると一歩も進めなくなるのです。
つらい事をつらいと感じない
痛みを痛みと感じない
ある種
麻痺した状態
のところまで持ってかないと
恐ろしくてプロデューサー業なんてものはやってられません。
「お客さんが入らなかったらどうしよう」
「役者がワガママだったらどうしよう」
「本が書けなかったらどうしよう」
恐怖心なんてものは
探せばいくらでも出てきます。
その都度、いちいち心が折れてたら
企画なんて一歩も前に進みません。
ましてや舞台なんてのは
完全に僕個人のプロデュース。
全責任を負ってるわけです。
冷静に考えたらとんでもない事です。
作、演出、出演は勿論、
キャスティング。
プロモーション活動。
各事務所さんとの交渉。
はたまた、
劇場を押さえたり
稽古場を押さえたり
打ち上げ会場を押さえたり
そんな事まで全部自分でやってるわけです。
そこまでして
赤字
になる可能性だってあるわけです。
これはもうね。
冷静に考えたらやってられません。
「馬鹿になれ」
アントニオ猪木はそう言いましたが、
たしかにその通りなのです。
ある意味、馬鹿になるしかないのです。
下を向いたら終わりです。
とにかく前を向いてないと
一歩も先には進めないのです。
ただ僕は
その先にあるものが何かを身を持って経験してるので
どうにかこうにか前に進めるのです。
お客様から頂いた鳴り止まない拍手。
「面白かったです!」の声。
その味わいは
やはり僕にとっては
何物にも代えがたいものなのです。
僕の人生において
それ以上の喜びは
もしかしたらないのかもしれません。
<自分の生まれた意味>
というものがもしあるとすれば、
その時が
それを一番感じる事が出来る瞬間だと言えるでしょう。
その極上の瞬間の味を知ってるから
前に進めるのです。
それをまた味わいたいが為に
頑張る事が出来るのです。
そして今回も
それを思い浮かべる事により頑張る事が出来ました。
いよいよ台本の完成が近づいているようです。
前回を上回る面白い作品を
どうやらお届け出来そうです。
思いっきり期待して頂いて大丈夫です。
笑い声が絶えない二時間になると思います。
正直今・・・ホッとしております。
さて、
2010年最後の日という事で
若干内容が真面目な感じになってしまいました。
何かすいません。
本文と全く関係ございませんが、
写真は僕の左乳首です。
チョコラジの中で
メールを採用させて頂いた方の中から抽選で一名様に
僕のサイン入りチョコガDVDが当たったわけですが、
サインだけではアレかなと思いまして
その裏にこのようなものを添えさせて頂きました。
最初はキスマークにしようかとも思ったのですが、
せっかくですので(?)
乳首にしてみました。
口紅を乳首に塗り、押し当てたのがこれです。
魚拓みたいといいますか、
乳首拓
とでもいうんですかね。
ま、何にせよ
世界に一つしかございませんので
当たった方、おめでとうございます。
さて、2010年も残すところあと数時間。
皆様、本当に今年もお世話になりました。
来年も引き続き宜しくお願い致します。
それでは皆様・・・
よいお年を!