八重垣神社を出た頃には既に夕暮れ時。
急いで車を発車させました。
陽が沈む前にどうしても行っておきたい場所がありました。
宍道湖夕日スポット
であります。
宍道湖から見る夕日は
<日本の夕日百選>にも登録される程、
それはそれは美しいものだと伺っておりました。
旅本の写真とかで見てもその美しさは充分伝わり、
これを生で見た場合の感動は
計り知れないものがあるであろう事が
容易に予想されます。
なので急ぎました。
八重垣神社を出たのは5時ちょい過ぎ。
湖までの距離約5キロ。
今の時期、日没の時間はどんどん早まっております。
おそらく分単位の勝負であります。
車を走らせ、しばらくすると宍道湖に到着しました。
「間に合ったか?!」
急いで車から降り、確認してみました!
夕日・・・
沈んどる!
どうやら沈んだ直後だったようです。
タッチの差で間に合いませんでした。
写真をご覧ください。
実に微妙な写真です。
まるで・・・
セッ○ス後の余韻のような感じの写真です。
とりあえず乾いた喉を潤す為に
みかんでも食べる事にしました。
どんどん暗くなっていく中、
一房一房みかんを口に頬張りながら
僕は物思いに耽っておりました。
野球に<たられば>は禁物であるように
旅行も<たられば>は禁物であるわけですが、(いや、知らないけど)
あえて<たられば>をするとすれば
やはりあの時のロスの事でしょうな。
そうです。
<鏡の池>で若い女性二人組に出くわし、思わずひよってしまったあの時間
の事です。
あの時間さえなければ・・・
勇気を出して、すぐに紙を池に浮かべてれば・・・
おそらくこんな事にはならなかった筈です。
セック○後の余韻みたいな写真を撮らずにすんだ筈です。
・・・でもね。
起こってしまった事はもう
どうしようもないのです。
こういう時こそ
プラスに考えるべきなのです。
そう。
胸を張るべきなのです。
俺は誰にも撮れないような
セ○クス後の余韻のような写真を撮れたんだとね!
<つづく>
(すんません!ホントもうすぐ終わりますんで!)