嵐の前の静けさならぬ、台風接近前の晴れ間のギラギラ陽射しありの今日。
戌の日で自坊(子安観音)に安産祈願に来寺の方々が3軒。
そして、今日のハガキ書は「出発」と「植福」。
『心の杖ことば字典』からその13、14。
日頃あまり馴染みのないことば「植福」とは、
子孫のために福を植える…松原泰道老師の解説によると、
明治期の文豪とうたわれる幸田露伴は、「現代人は古代人と比べて非常に
幸福である。それはわれわれの先輩たちの植福(福を植える)の結果で
ある。われわれもその報恩に福を植えなければならぬ」と植福(幸せの
基<もと>をつくる)を勧め、「真の文明とは、すべてある人々との
植福の結果だ」と明かし、植福のほかに分福<ぶんぷく>(福を分ける)の
実践を説きました。・・・・〈中略〉・・・・
植福せずに、先輩や先祖がしてくれた植樹の果実だけを食べるのは野獣だと
彼(幸田露伴)は罵り<ののしり>、「吾人は、吾人が野獣たるを甘んぜざる
立場よりして福を植えたい」と言うのです。
それから、今日のミニ英会話とっさのひとことは、
「そんなのありえないよ。」
☆ 観に来ていただき、 あ り が と う !!
長安 方外 恭正 九 拜