おぐりクリニック

眼科、アレルギー科、漢方外来

お子様の近視の進行抑制治療について

2024-06-29 | 日記
日本で増加の一途をたどる近視によるお子様の視力低下。
近視の増加は、日本のみならず世界的な問題ともなっています。
 
2016年にオーストラリアの研究グループが「2050年には世界の人口の半数にあたる約48億人が近視になる」との分析結果を公表しました。
WHO(世界保健機関)も近視を「公衆衛生上の危機」と警告。
 
こうした背景から、近視の進行を抑制する治療について、世界中で研究が進められています。
 
近視とは過剰に眼球が伸びて長くなる現象。
身長が伸びる時期に進行するため、この時期の対策や治療が重要となります。
 
今回と次回で、医学的に有効性・安全性が示されている5つの治療をご紹介します。

① オルソケラトロジー(当院では iOK® = individual, Oguri Kinshi, Orthokeratology一人一人の角膜に専用対応出来るオルソケラトロジー)
 
オルソケラトロジーは、近視の矯正が得られるだけでなく、近視の原因である眼軸の延長が抑制される(通常の眼鏡やコンタクトレンズ比で平均30~60%の抑制効果)ことが多くの医学研究報告や、10年を超える有効性と安全性の報告もあります。
1960年代から研究が始まり当院でも過去数千人の方に処方させていただいた信頼性の高い治療法です。
 
当院ではオルソケラトロジー専用コンタクトレンズの貸し出しを行っております。
体験期間を設けていますので、裸眼視力改善の結果を確認していただくことが可能です。
レンズを安全に使用できると判断した場合は小学校1年生から適応となります。
 
次回、その他の4つの治療法をご案内しますが、現在の所、
「裸眼視力の改善」
「近視進行抑制」
の2点において、オルソケラトロジーが一番優れた治療です。
 
尚、「コンタクトレンズ」を処方する治療ですが、医療費控除の対です。
メガネや一般の昼間に装用するコンタクトレンズに比べて有利な点です。

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In Japan, the number of children with myopia is steadily increasing.

The increase in myopia is a problem not only in Japan, but also around the world.

In 2016, an Australian research group published the results of an analysis stating that "by 2050, half of the world's population, approximately 4.8 billion people, will be myopic."

The World Health Organization (WHO) has also warned that myopia is a "public health crisis."

In light of this, research is being conducted around the world into treatments to slow the progression of myopia.

Myopia is a phenomenon in which the eyeball stretches and becomes longer.

(→ "Do unused eyes become myopic? Shocking facts revealed by animal experiments")

It progresses during the period of growth, so measures and treatments during this period are important.

In this and the next installment, we will introduce five treatments that have been medically proven to be effective and safe.

① Orthokeratology (at our hospital, iOK® = individual, Oguri Kinshi, Orthokeratology (Orthokeratology that can be tailored to each individual's cornea)

Orthokeratology not only corrects myopia, but also suppresses the elongation of the eye axis, which is the cause of myopia (an average of 30-60% suppression effect compared to normal glasses or contact lenses), as reported in many medical research reports, and there are also reports of its effectiveness and safety over more than 10 years.

Research began in the 1960s, and it is a reliable treatment that has been prescribed to thousands of people at our clinic.

Our clinic lends out contact lenses specifically for orthokeratology.

We offer a trial period, so you can check the results of the improvement in naked eye vision.

If it is determined that the lenses are safe to use, they will be applicable from the first grade of elementary school.

Next time, we will introduce the other four treatments, but at present, orthokeratology is the most excellent treatment in two points:

"Improvement of naked eye vision"

"Suppression of myopia progression"


In addition, although it is a treatment that prescribes "contact lenses", it is eligible for medical expense deduction.

This is an advantage over glasses and contact lenses worn during the day.

 

在日本,儿童因近视导致的视力丧失持续增加。
近视的增加不仅在日本而且在全世界都成为一个问题。
2016年,澳大利亚研究小组
“到 2050 年,大约 48 亿人,即世界人口的一半,将成为近视眼。”
我们已经公布了我们的分析结果。
世界卫生组织(WHO)也警告说,近视是一场“公共卫生危机”。
在此背景下,关于抑制近视加深的治疗,
世界各地正在进行研究。
近视是眼球变得过度拉长、拉长的一种现象。
(→“不使用的眼睛会变得近视!?动物实验揭示的令人震惊的事实”)
由于它是在身高增加的时期发生的,所以这个时期的对策和治疗很重要。

在这篇文章和下一篇文章中,我们将介绍五种已被证明在医学上有效且安全的治疗方法。

① 角膜塑形术(在本院,iOK®=个体化、小栗锦志、角膜塑形术(可针对每个人的角膜进行定制的角膜塑形术)

角膜塑形术不仅可以矫正近视,还可以抑制导致近视的眼轴延长(与普通眼镜或隐形眼镜相比,平均抑制效果为30%至60%),这一点已在许多医学治疗中得到证实。还有超过10年的研究报告和功效和安全性报告。
这是一种高度可靠的治疗方法,自 20 世纪 60 年代以来一直在研究,并已在我们医院为数千名患者开出处方。

我们医院专门租用角膜塑形镜。
我们有试用期,因此您可以检查改善裸眼视力的结果。
如果确定可以安全使用镜片,则从小学一年级开始适用。

下次我会介绍另外四种治疗方法,但现在,
“肉眼视力的改善”
“抑制近视加深”
角膜塑形术是这两方面最好的治疗方法。

此外,虽然这种治疗涉及处方隐形眼镜,但它有资格获得医疗费用扣除。
与白天佩戴的眼镜或隐形眼镜相比,这是一个优势。

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更年期以降の女性が要注意の眼科疾患②

2024-06-20 | 日記
今回は皆さんが思われているより多くの方が悩まれているドライアイについてお伝えします。

●ドライアイ

涙の量が不足したり、その質が低下して涙が眼球表面(角膜、結膜)に均等に行きわたらなくなる病気がドライアイです。
症状は、目が乾く、ゴロゴロするなど、
加齢のほかパソコンやスマホの見過ぎ、コンタクトレンズの使用、ストレスなどが指摘されます。
女性ホルモンであるエストロゲン不足も関連が指摘されています。
シェーグレン症候群という自己免疫疾患で目が乾くこともあります
症状に思い当たるときは放置せず眼科を受診しましょう。

【主な症状】
・目が乾く
・目がかすむ
・まぶしい
・目が疲れる、痛い、ゴロゴロする
・目が充血する
・目やにが出る

生活習慣の改善と眼科検診の両輪で目を守る

がんや認知症に比べて目の健康に無頓着な人は多いのではないでしょうか。
多少の見えにくさや不快感は「年のせい」と放っておきがちのようです。
何年も目の検査をしていないという方も多いですね。

しかし、眼疾患は一般的に自覚症状が表れにくいものです。
 
たとえば前回の記事でお伝えした視野が欠ける緑内障。
初期のうちは気づかないことが多く、眼科検診で見つかり、進行を抑える治療で失明を免れたケースも少なくありません。
目の症状の陰に別の病気が隠れていることもあります。

50歳を過ぎたら無症状でも「年に1回眼科検診」を

目の病気は自覚症状が現れにくいことも多く、定期的な眼科検診が重要です。
50歳を過ぎたら毎年眼科検診を受けることをお勧めします。

緑内障、白内障のほか加齢黄斑変性、糖尿病網膜症など重大な病気の多くが検診によって見つかっています。
「目の疲れ」の自覚がある方は、眼精疲労の原因確認目的の受診を推奨します。
検診では視力検査、眼圧検査、視野検査、眼底検査(視神経や網膜の状態を診る)、細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査(眼球の表面、水晶体、硝子体を調べる)などが行われます。

クリアな視界を保つ生活を心がける

一方、白内障やドライアイの発症・進行には加齢以外に食事などの生活習慣、環境要因が大きく関係しています。

食事・運動・睡眠を整えストレスを軽減するなど生活習慣の改善も、目の健康維持のために大切です。
 
目は身体の先行指標!
 
全身的な様々な不調が目に表れることが多いのです。
眼科検診が皆様の全身的な健康のお役に立つことに繋がれば幸いです。
 

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更年期以降の女性が要注意の眼科疾患

2024-06-02 | 日記
前回に続いて、今回は緑内障についてお伝えいたします。

●緑内障

緑内障は何らかの原因で眼圧が上昇し、視神経が障害されて視野が狭くなる病気です(日本人には眼圧が正常な正常眼圧緑内障が多い)。
 
初期に自覚症状はなく、気づいたときは相当進んでいることも少なくありません。
障害された視神経は少なくとも保険診療では回復しません
 
緑内障は40歳以上の5%と有病率が高く、失明原因の第1位です。
眼科検診による早期発見と副作用を起こしやすい点眼薬に代わるーザー治療などで進行を抑えることが大事です。

【主な症状】

・初期では自覚症状はない
・かなり進んでから見えない場所(視野欠損)が出現し、視野が狭くなる

【緑内障の2つの種類】

開放隅角緑内障
   シュレム管内の線維柱帯が徐々に目詰まりして房水が排出されにくくなり、眼圧が上昇する。
   ゆっくり進行する慢性の病気。
   正常眼圧緑内障もこのタイプに分類される。

閉塞隅角緑内障
   隅角が狭くなり、閉じてしまって房水の流れが妨げられ、眼圧が上昇する。
   慢性型と急性型がある。
 
緑内障は白内障とは異なり、視神経が萎縮して視野が狭くなって行く病気です。
原因としては以前は眼圧が高く(20mmHg以上)、そのために視神経が圧迫され傷んでしまう病気と考えられていました。
なかなか自覚しづらい目の病気の一つです。

眼圧が重視されるため、現在でも緑内障の保険診療治療では眼圧を下げる方法しかありません。
緑内障の眼圧用の目薬、手術、いずれの対応も眼圧を下げる効果のみに重点が置かれているのが現状です。

もちろん緑内障用点眼薬、手術が有効な場合もあります。
しかし、実際は日本人の緑内障患者の7~8割程が眼圧が正常値の『正常眼圧緑内障』であることが様々な研究から明らかになってきました。
すなわち日本人では眼圧だけが緑内障の原因ではないため『正常眼圧』でも緑内障になる方が多いのです。

眼圧以外の緑内障の原因としては、視神経を保護する血液の免疫力の低下が考えられます。
視神経が痛んで(枯れて)元に戻らなくなるのが緑内障です。
眼圧が正常でも、視神経の代謝が悪くなり緑内障を生じやすくなるのです。

また最近では水銀などの重金属と緑内障の関連医学報告も出てきており、全身状態改善が緑内障治療につながるとの理解も進んでいます
活性炭のサプリメント活用で重金属の身体からの排出が期待されます。ご希望の方はご相談下さい。

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