おぐりクリニック

眼科、アレルギー科、漢方外来

更年期以降の女性が要注意の眼科疾患

2024-06-02 | 日記
前回に続いて、今回は緑内障についてお伝えいたします。

●緑内障

緑内障は何らかの原因で眼圧が上昇し、視神経が障害されて視野が狭くなる病気です(日本人には眼圧が正常な正常眼圧緑内障が多い)。
 
初期に自覚症状はなく、気づいたときは相当進んでいることも少なくありません。
障害された視神経は少なくとも保険診療では回復しません
 
緑内障は40歳以上の5%と有病率が高く、失明原因の第1位です。
眼科検診による早期発見と副作用を起こしやすい点眼薬に代わるーザー治療などで進行を抑えることが大事です。

【主な症状】

・初期では自覚症状はない
・かなり進んでから見えない場所(視野欠損)が出現し、視野が狭くなる

【緑内障の2つの種類】

開放隅角緑内障
   シュレム管内の線維柱帯が徐々に目詰まりして房水が排出されにくくなり、眼圧が上昇する。
   ゆっくり進行する慢性の病気。
   正常眼圧緑内障もこのタイプに分類される。

閉塞隅角緑内障
   隅角が狭くなり、閉じてしまって房水の流れが妨げられ、眼圧が上昇する。
   慢性型と急性型がある。
 
緑内障は白内障とは異なり、視神経が萎縮して視野が狭くなって行く病気です。
原因としては以前は眼圧が高く(20mmHg以上)、そのために視神経が圧迫され傷んでしまう病気と考えられていました。
なかなか自覚しづらい目の病気の一つです。

眼圧が重視されるため、現在でも緑内障の保険診療治療では眼圧を下げる方法しかありません。
緑内障の眼圧用の目薬、手術、いずれの対応も眼圧を下げる効果のみに重点が置かれているのが現状です。

もちろん緑内障用点眼薬、手術が有効な場合もあります。
しかし、実際は日本人の緑内障患者の7~8割程が眼圧が正常値の『正常眼圧緑内障』であることが様々な研究から明らかになってきました。
すなわち日本人では眼圧だけが緑内障の原因ではないため『正常眼圧』でも緑内障になる方が多いのです。

眼圧以外の緑内障の原因としては、視神経を保護する血液の免疫力の低下が考えられます。
視神経が痛んで(枯れて)元に戻らなくなるのが緑内障です。
眼圧が正常でも、視神経の代謝が悪くなり緑内障を生じやすくなるのです。

また最近では水銀などの重金属と緑内障の関連医学報告も出てきており、全身状態改善が緑内障治療につながるとの理解も進んでいます
活性炭のサプリメント活用で重金属の身体からの排出が期待されます。ご希望の方はご相談下さい。

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