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おぐりクリニック

眼科、アレルギー科、漢方外来

大豆の問題 1

2025-06-04 | 日記

皆さん、大豆食品はどのくらいの頻度で食べていらっしゃいますか?

 

前回までのコレステロール問題対応の一つとして、

大豆製品(豆腐、納豆、味噌など)

についてお伝えさせていただきました。

 

大豆は「畑のお肉」とも呼ばれます。

良質なタンパク質の代表的な食材として日本人になじみが深い食材です。

タンパク質の含量も高く、アミノ酸スコアも 100 と優れています。

 

また、日本食品標準成分表によると、乾燥大豆(黄大豆)は、タンパク質が31~33%、脂質が20~23%、炭水化物が約30%と、栄養バランスも良いとされています。

 

肉を食べなくても大豆でタンパク質は十分得られる、と考えて積極的に食べているという方も多くいらっしゃると思います。

一見良いことだらけのように思えますね。

 

しかし注意が必要な点があります。

 

大豆問題をお伝えする前に、今回はアミノ酸スコアについて説明させていただきます。

 

アミノ酸スコアとは、食品に含まれる必須アミノ酸のバランスを評価する指標です。

 

具体的には、食品中のタンパク質に含まれる必須アミノ酸の含有量を、基準となるアミノ酸組成(アミノ酸評定パターン)と比較し、その最小値を数値化したものとなります。

 

数値が高ければ、よりバランス良く必須アミノ酸が含まれている良質なタンパク質源と評価されるのです。

 

少し詳しくなりますが以下を参考にしていただけますでしょうか?

 

必須アミノ酸

人体内で合成できないため、食品から摂取する必要がある9種類のアミノ酸

 

アミノ酸評定パターン

必須アミノ酸の基準となる組成のこと。国際機関(FAO/WHO/UNU)などが定義しています。

 

アミノ酸スコアの計算

食品中のタンパク質の各必須アミノ酸含有量を、アミノ酸評定パターンと比較し、その割合(%)を計算します。最も低い割合の数値がアミノ酸スコアとなります。

 

スコアの評価

アミノ酸スコアが100に近いほど、必須アミノ酸がバランス良く含まれており、より効率的にタンパク質が利用できると評価されます。

 

先に述べたように大豆はこの評価が「100点」ということにはなります。

 

ところが、大豆は良いことばかりではなく注意点もあります。

 

 次回は、大豆に含まれる代表的なタンパク質「レクチン」についてお伝えさせていただきます。

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