江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百三十七本目!

2024年07月21日 | 一刀貫の剣究室

先日またひとつ歳を取り、このブログも「56歳一刀貫の・・・」となりまして。始めた当初が「46歳一刀貫の・・・」でしたので、お陰様で10年経ったわけです。「やったー!いえーい!(パチパチパチー)」・・・ではなくて。いやー、10年かー。うなぎや寿司職人の修行したってもう一人前なはずなのに。いやいつのまにやら四段にはなったし子供たちには先生などと呼んでもらっていますが、いやいやいやいやまだまだ初々しい私。気持ちは焦るばかりです。引き続きなにとぞ、よろしくお願い致します・・・。

さて今週は江少剣のお稽古がおやすみでしたので、先週の級審査での事を書いておこうと思います。まずは江少剣の子ども達、9級から1級まで全員合格!でしたさっすが!おめでとうございまっす!みんな元気一杯!日頃の稽古の成果を出せました。見ていて本当に、頼もしかったです。

で、私はと言いますと。そうです、前回お話しした通り基本の部の掛かり手見本をさせて頂きました。切り返し、面打ち、小手面。この剣道における大基本の最重要技を、子供達の見本としてするわけです。いや子供たちはいいんです。江東区の大先生方が鎮座ましましておられるその目の前で、この稽古不足も甚だしい私が基本技を披露させて…おおおおおおなんと…範士八段N山先生もいらっしゃるじゃないですか・・・おええええ・・・ちょ、ちょっと吐き気が。もう開き直るしかありません、とにかく大きな声を出す事だけは心がけよう…と思っていたらなんと!お一人の先生がのど飴を下さいまして。これが功を奏したのか、声だけは割と出たように思いました。

保護者の方に動画を撮って頂いていたので、あとでよくよく見てみたのですが。細かい事を言えばキリが無いと思うのですが、何せ気になったのは姿勢です。私猫背なのですが、なんというか胸が開いていない。こう閉じてしまっていて、これがやたらショボく見えました。相手に対しても小さく見せてしまうので、ここを今後の重要課題にしたいと思いました。

自室で短竹刀持ってちょっとこう、胸を張ってみたのですが。両肩を引いて胸を張る。と、手元が少し手前に下がるんですね。「ん?こうするとこう、肩が前に動く分、距離が稼げるな…」
と、その時にちょっと思いついたのですが。構えた状態って、床に置いたバネのような物かなと。両肩が閉じ手元が前に出て前傾状態で左足が後ろに下がっている状態は、バネが伸びた状態なのかなと。これではバン!と飛び出せない。バネを出来るだけ縮める、つまり体の縦の中心線に手元と左足を寄せておいて、ドン!と出る…あーーー、なるほど。先生に何度も「左足の引きつけが遅い」と言われていたのは、打って出て伸びたバネをなるべく早く戻して、次の打ちに備えなさいという事なのか…。

おー‥‥面白いなぁ。

あ、そういえばこれも発見かもしれません。最近剣道が文字通り「面白い」んですよね。武道なんて修行の道、精神と身体の鍛錬の場!と思って挑戦してきましたが。最近は「へぇえええwwマジかーw面白いなぁあ!」と思う事が多くなった気がします。いや剣道が面白いと言うか「何かに挑戦して、自分なりの答えを見つける」楽しみさに目覚めてしまったのか。剣道の理合いを考えるって事は、人間の心と体を考えるって事なんですね。自分の心と体、そしてお相手の心と体を。

「次の稽古ではああしてみよう、ここをこうしてみたら、いやいや一つだけにしてそこを重点的に…」なんて考えていて、はっとしました。私はもしや、次の稽古が楽しみでしょうがないのでは。まさか私がこんな状態に陥るとは。10年経っても相変わらずのヘボ、でもまぁこういう楽しみ方があってもいいのかもしれません(自己弁護。結局スポーツだって武道だって 何だって!楽しくてナンボ、ですよねw。さて次の10年後には、一体何を書いてるでしょうか。きっと相変わらず、ヘタレでしょうけど(笑。

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55歳一刀貫の剣道挑戦記~二百三十六本目!

2024年07月14日 | 一刀貫の剣究室

やはりなんか季節が一か月ズレてる気がしますねぇ、7月上旬でもう気温40度の地域も。熱中症にはくれぐれも注意ですが…剣道は基本的に室内で行いますので、その点は比較的安心ですね。やってますか!うぉぉおおおおお!(パクり。

2週間ぶりとなった昨夜の稽古でも、老若男女たくさんの剣士が集まりました。また高校生先輩剣士が三人、参加してくれました。彼女たちにのちっさかった頃を良く知ってる私はもう、親戚のおじちゃんの遠い目目線。でもものっすごく剣道強くなっているのが一目で分かるので、これは稽古つけて頂こうと思ったのですがー。私は一人別メニュー稽古があり叶わずでした残念。またぜひ次回に。

一人別メニュー、というのは。実は本日日曜、江東区の子供たちの級審査会があるのですが。そこでのお手伝いの依頼を請けまして、はいご協力させて頂きますとお返事したのですが。ワタクシの担当なんと基本の部審査の、掛り手見本。つまり、基本の部の子供たちに審査の見本を実際にやってみせるわけです。もちろん保護者の方々、江東区の先生方も見てられます。しかも内容が「切り返しー面打ちー小手面」という、ぐうの音も出ない程の基本かつ最重要な内容。普段の稽古具合が丸わかりです。稽古不足の私、顔は真っ青頭真っ白になりましたが。でも間違いなく、色んな意味で大変良い機会良い経験になります。折角ですからご依頼を正面から受け止めて、真剣にご対応しようと思いました。

普段素振りは機を見てするようにしていますが、切り返しなんて稽古の時に数回程度。しかも防具付けないでなんてそれこそ10年前の基本の部にいた頃以来です。大焦りで、自宅ベランダで切り返しをしようとしてみてハタと気が付きました。なんと切り返しは、面から始まるんですよ。剣道における基本にして最重要な技、面打ち。そう改めて気が付くと、もう一歩も足が出ない。書道で言ったら、筆が半紙に落ちやしない。面打ちって、まず何をしたらいいんだっけ…。普段の切り返し稽古、もっと気を入れてしなくてはと早速反省。稽古はただ反復するだけではなく、毎回理合と意味を考えながらしなくてはいけませんね。

試行錯誤しながらおずおずと始めてはみたものの、はたと気が付くと今度は全身がっちがちに力入ってるし。先日撮って頂いた動画じゃありませんが、これじゃまたクマ人形です。最初の面でもう腰が落ちる、上半身が倒れる。ううううむ…

そこで昨夜、特別稽古として自由稽古の時間にN木先生に掛手見本の稽古を付けて頂きました。実際に面を付けて頂き打たせて頂きましたが、やはりなんともしっくりこないし、途中間違えたりすることも。割とお褒め頂いたのですが、いや全然自信ありません。どうしましょう(困惑。

それこそ「付け焼刃」は通用しませんね、普段の稽古通り実力通り見て頂くしかない。せめて間違えないよう、空振りしないよう…。子供たちの審査に悪影響だけは、無いように。

さらに級審査の「剣道基本稽古法」のお手伝いも、という事でT川先生に特別稽古を頂きましたがこれまたぐっずぐず。普段全く稽古してないので、まともに出来ません。これで子供たちに何を示せというのか…トホホ。理合い等はもう理解が及ばないので、とりあえず形は覚えて「もの打ちでしっかりと捉える事」「刃筋を気を付ける事」「声を出そう」を念仏のように唱えておこうと思います。

こどもたちは剣道界の、いや世界のかけがえのないたからものですから。ずっと剣道を続けてもらって、楽しい人生を歩んでもらいたい。その為に悪影響にだけはならないようにと、普段思っているのですが…。この機会をせめて子供らの悪影響にはならないように、そして自分には大変ありがたい好機として経験させて頂きたいと思います。

・・・やっぱり道着と袴持って行こうかな。少しでもいつも通りの方が落ち着くかも

がんばります!!

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55歳一刀貫の剣道挑戦記~二百三十五本目!

2024年07月07日 | 一刀貫の剣究室

都知事選の準備とやらで体育館が使えず、江少剣の昨夜の稽古はありませんでした残念。おはようございます!一刀貫です!さてという事で今回は、最近ふと思った事を書いてみようと思います。

私は元来球技が得意で、子供の頃は草野球のエースで4番。中学時代はバスケットボールに熱中し、高校時代はバンドマン(笑)、大学時代は4年間テニスとボーリング(245くらい出したことあります)。その後はしばらく釣りにハマってたのですが。20代後半くらいからは、ゴルフをしておりました。ベストスコア74ですので、割と上手な方と思います。

そのゴルフ。そういえばこの3年ほど、ほとんどしなくなってしまいました。剣道の稽古が忙しくて、ってわけでもなく、なんか突然飽きてしまいました。なんでだろう?と考えてみたのですが。専門家ではないので詳しい心理分析は出来ませんけど、多分ゴルフって割と「ずる」が多いような気がします。ゴルフは一人ですることはほとんどないので、必ず相手がいてスコアという数値で競います。ので割と「ずる」して勝とうとする人が多いように思いますね。そして割と簡単に出来てしまう。プロの世界にだって、そういう事はあります。ルールを胡麻化したり、違反道具を使ったり。それを責める気はサラサラないですし「ずるしたことなんかないわい!」って方にはすみません、そういう人も多いですよねって話しなんですが。ずるしていくつかスコアを縮めて自慢する、事が出来てしまうのがつまらなく感じるようになったのかもしれません。

その点剣道における「ずる」って何だろう?と考えたとき、これが思いつきません。試合でわざと反則してでも勝つ?そういう事はあるのかもしれませんが、少なくとも私にとって試合は「試し合い」だと思ってるので、ずるしたらなんの意味もありません。むしろ「損」です。
剣道が上達したい。すごい面が打てるようになりたい。その近道的な「ずる」があるならぜひにも教えて欲しいしすぐやる(笑)のですが、きっとありません。教えを乞い、稽古を積むしかないのです。自分の「道」を進むのに、自転車も車も高速道路もなくて、一歩一歩自分の足で歩くしかない。自分に嘘ついてもずるしても、全然意味がないという事です。そのストイックさが何とも刺激的で、そうやって歩いてる人は大人だろうと子供だろうと、みんな超カッコ良いなぁと感じます。そして自分も端くれながらその一人と思うと、とても誇らしい気持ちにもなります。こういう所が、剣道が面白くて魅力的でたまらん!と感じる所なのでしょう。

そういえば私は割と器用で、特技も色々あるんですが。この「器用」があまり剣道には通用しないのもいいし、逆に弱点である「気持ちの弱さ」が剣道では大きな弱点になる、というのももうなんというか「邂逅」とすら感じています。あと剣道には終わりがない。剣士たるや老若男女に関わらず、どんな大先生だって、また一歩先に行きたいと精進されている。そういう所も興味深いし、面白いなぁと思います。

それとわたし、出来るようになると飽きちゃうんですよね割と。先が見えると、もういいやって。だからきっと剣道は、死ぬまで心底楽しめると思います。また一歩、先に進むために。引き続き稽古のほど、なにとぞよろしくお願い致しまっす!!

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55歳一刀貫の剣道挑戦記~二百三十四本目!

2024年06月30日 | 一刀貫の剣究室

風の強い日の横振りの雨は苦手ですが、しとしとと降る梅雨空の雨は結構好きです。紫陽花の葉の上で楽しそうにしてるかたつむりやカエルを思い浮かべて、にこにこ上機嫌だったりしています(笑。おはようございます!一刀貫です!

昨夜も稽古前に防具をごろごろ転がしながら、今日のテーマは何にしようと考えまして。上半身だけ、手だけの剣道にならない為にはどうしたらと考えたときに、手で打つのではなくてまず足を意識して打ってみてはどうかと考えました。私はどうもお相手の動きに動揺して上半身でばかり剣道をしてしまうようなので、足をもっと意識して、足出すのと手の打ちをシンクロ出来ないものかと考えたわけです。

が。

これがもう、まったくダメ。駄目どころか裏目と言っても良いくらいのひどさで、基本稽古でちょっとやってみても全然できません。これは私の考えがおかしいのではなくて、本来全身一体感のある剣道ができなくちゃいけないのが出来てないわけです 。竹刀をまともに振れてないのに、足ばかり意識したらそりゃおかしくなるわけで。大きな課題として一旦止めることにしました(トホホ。

昨夜は前回に引き続いて、A井先生と立ち合い稽古、そのあとK澤先生に稽古を頂戴したのですが。それを保護者のお母様が動画に撮ってくれていました。本当にありがとうございます、とてもありがたいです!しかして、うっすうすの薄目で、見始めたのですが。

まぁ、あの、デカいわ。デカいのは良かったね、ははははは(乾。でも、なんでしょうね。この全身からほとばしる、芳ばしさは。何か見た事あるなぁこういう動きするの。ああ、江戸時代のお茶くみ人形かー。それもあれだ、ちょっと大きなクマの人形が、湯飲みではなくて竹刀もってカタカタ動いてるみたい。これが力が入ってるって事か…しなやかさがみじんもありゃしない。もう少し柔らかく出来ないもんだろうか。何せめっちゃ硬くてしならないからおっそいし、剣道がもっさくてダルい。しょぼい。硬さは弱さですね…痛感しました。デカいのに強さをここまで感じないとはむしろレア…どこから直せばいいんだろ、まぁ気持ちですかねぇ。気が弱いって、直るんですか?

それと写真でも分かりますが、やはり体が出てない。腰が残っちゃってるんですね。へっぴり腰というか・・・ああ!これが「この、腰抜けめが!」って奴ですか!なるほどなぁ(←お前の事だぞ。

A井先生の立ち合いは、途中全くダメなの分かりました。A井先生はちょっとこれまでに受けた事ないくらい、攻めが強く。がっと攻められた後にちょっと空白のような時間を作られて、そこをこちらが「う!」となったり「ん?」となった所を打ってこられる。これに全くもってやられてしまいました。でもこういう剣道もあるんだなと、とても勉強になりましたありがとうございました。

K澤先生の稽古でもクマ人形は打ち込まれまくり、なのですが。さらにいつも注意を受ける「竹刀を右に引いてる」をまざまざと再現しておりました。右手で竹刀を引いてる、上に左手が中心から外れてるので竹刀斜めになってるし。ぱっと見「何の武道なのだそれは?」状態。こ、これほどひどいとは…。結果、K澤先生の竹刀が私の面を見事に捉えてる瞬間、私の竹刀ははるか虚空を漂っているわけです。

スーン…まぁいいやー(開き直。出来てないんだからしょうがない。割と出来てるのにヘタ、だと直しようがないけれど。出来てなくてヘタなんだから、そりゃ道理って事です。あー今日も曇りかー。雲よー、どこに行くんだー。俺も連れてけ―はははー。

(はっ)

いやいや雲と一緒に魂飛ばしてる場合じゃない!!力を抜く!竹刀を真っすぐ振る!!今日も稽古だぁあああ!!頑張りまっす!!

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55歳一刀貫の剣道挑戦記~二百三十三本目!

2024年06月23日 | 一刀貫の剣究室

いよいよ?梅雨入りしましたね、雨は鬱陶しいですが、絶好の稽古日和でもありますね(笑。おはようございます!一刀貫です!

昨夜も江少剣は大人も子供もたくさん集まっての、稽古でした。私はいつも稽古前に体育館まで歩きながら、必ずその日のテーマを一つは考えて行きます。昨夜はまずは手の使い方。左手首を柔らかく使って、冴えを出そうという事。そして右手をブレさせないで真っすぐ上げたい。もう一つは、足。そういえばしっかりと足を意識して基本稽古をして来なかったなと思い、改めてしっかり意識してみようと思いました。実はこれが、とても大きな気づきに繋がりました。

まずは切り返しの時に、触刃から交刃に。そこからしっかりと足を踏み出して一足一刀の間に入ると同時に相手の中心を取って、面を打つ!そして左右面を打って間合いを取り直して姿勢を直し、踏み出して面!…とこの時に、なんというかこれまでと違う感触がしました。何か少し「まとまった」感じがしたのです。そして改めて「間合いを作るのは足なのだ」とすごく感じました。どうも竹刀で相手の間合いを測りがちで、そこにばかり意識が行っていましたが、相手との間合いは足で作る、そして基本稽古でしっかりと意識する事が大事だと実感しました。もちろん手も姿勢も意識しないといけない。剣道は全身全部、意識をしなければ良い打突はできない。それはとても難しいから、基本稽古でしっかりと意識しないといけないのですね。

そして実は昨夜はもう一つ、大きく気が付くことがありました。それは姿勢の作り方について。私は姿勢が悪くて、これまで本当に悩んできました。姿勢の作り方であれこれ考えて来たのですが、一つ大きく見逃していることがありました。それは、目です。
私は実は目が悪く、普段は裸眼なのですがあまり見えてません(笑。稽古の時も眼鏡はしていないので、お相手をぼんやりとしか見ていませんでした。それを昨夜の稽古ではたまたま面の向こうの先生の目が目について、ぼんやりとしながらも視線を合わせるようにしてみたら、自分の頭の位置が決まるように思えました。お相手の目をしっかりと捉えておくと、何だかお相手との向き合い方が一つ、決まる気がしたのです。そういえば剣道は基本お相手との、斬り合いです。それでお相手の視線を捉えていないというのは、これは何とも大反省。今後しっかり意識していきたいと思います。

さて昨夜は久々にT内先生と立ち合いをさせて頂きました。実はこの立ち合い稽古の時を、楽しみにしていました。というのはこの所稽古をしていて、技術は相変わらずのスカポンタンですが、気持ちに少し変化がありました。それはあまりお相手を「怖い」と思わなくなったことです。
以前も書きましたが、私はとかく剣道に対しては謙虚を通り越して卑屈な所がありました。例えば高段の先生に稽古頂くのも申し訳ない、連盟の本部稽古もなんだか敷居が高い。先生に打って行っても、何かちょっと違うと感じると止まってしまう。自信がないのです。そう「私なんかが…」という思いで、稽古していた感じです。でも先生方はどなたでも、とても親身で誠実にご指導下さいました。そのご指導に少しでも応えられるように、という思いで稽古を続けてきましたら、いつの間にかに、どんなお相手でも先生でも「怖い」とはあまり感じなくなりました。いやもちろん先生方がもし「本気モード」になられたら、膝が笑い出すのでしょうけれど(笑。
するとぼんやりとですが、何か自分の剣道が少し変わった気がしました。それを昨夜、先生方も子供たちの観てる前で久々の立ち合いでは、どうなるだろうと思っていたのです。しかしてT内先生と対峙してみても、やはりあまり気持ちに揺らぎはありませんでした。「おー、これは少し成長だわー」と、その後の実際の立ち合い内容はあまり覚えてないのですが、初太刀の面はうまく合わなかったのか、T内先生は手元を少し上げたようなだけで私の脇のあたりに竹刀が入りました。私はこれまでこういう時に止まってしまう非常に悪い癖があったのですが、この時はしっかりと面を打って出る事が出来ました。
立ち合い終わって、何人かの先生方から「割と良かった」とのご評価を頂けました。ありがとうございました。ああああこれが「剣道は気持ち」という事なのだ、という事を大きく感じました。技術の鍛錬も大事ですが、気持ちで負けていては意味が無い。やっとそこに実感として、辿り着けた気がします。

その後の稽古では、やはりほぼ面打ちを中心に稽古を頂きました。いまぼんやりと「理想の打ち」があるのですが、これが全然できません。基本稽古では割と出来るのですが、お相手と打ちあうと途端に崩れます。打った瞬間に「違う…また出来ない…あああ…」と、出来た事がなかったのですが。昨夜たった一度だけ、T川先生との稽古の最後の最後の一本で「あ!割と出来たかも!」と感じました。すると先生からも、最後の一本は良かったとのお言葉を頂戴しました。つまり、私の理想は間違っていないという事。何というか安堵と共に、この方向でまた稽古を続けようと思った昨夜でした。

珍しくお褒めの言葉が頂戴出来た昨夜ですが、課題は相変わらずです。全く出来ないのは「攻め」。何をしても全然効かないのはなぜなのか、解き明かさねばなりません。そして相変わらず肩に力が入る事、手の使い方足の使い方がなっていない事。素振りや基本稽古をより大事に思って、稽古をしていきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します!!

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