kosakuの雑念

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サバイバルリュック考

2020-12-20 18:07:55 | 日記
会社をやめてサバイバルを考える機会が多くなった。
とりあえず、アパート駐車場経営者としてチマチマ生きていくことを考えていたが、しょぼい経営コンサルティングをしばらくすることになりそうだ。
まあ、週数回しか働かないとは思うが。

サバイバルリュックに関する動画とかもけっこう見てみた。
いろいろな装備考え方があるけど、実際問題として、自宅だけ充実した設備があっても非常事態に対処できない。
職場にもいろいろ必要だ。

自分が遭遇した非常事態を思い返してみる。
サバイバルリュックはできるだけ職場で予算を組んでもらうのが理想だが、東日本大震災の前は案外難しかったと思う。
東日本大震災は液状化現象にあい、汚い水が乾いたあとのホコリがすごかった。
マスクはひとつは準備していたが、あまり内容を知らずに薬局にて買っておいたN95マスクというのがクルマに積んであった。
装着が面倒くさいシロモノだった。
あと軽くてちょっとした時間調整や休憩時に使う薄いアクリルブランケットとか足をリラックスさせるためのEVAサンダルなどは外回りの人間はみんな持っていたと思う。
ガソリンをセーブするのにブランケットは多いに役に立った。
橋と(地盤沈下した)道路に少し段差があるところがあって、無理に乗り越えるとタイヤが損傷する恐れのあるところがあり、これはクルマに少し積んであったダンボールとダクトテープで脱出できた。

営業車で外回りする仕事だったから、(南関東といえども)数年に1回は大雪に見舞われる。
タイヤチェーンは営業車に積みっぱなしにする規定だったが、軍手で(素手よりマシだが)作業するのは辛いと思う。
一応、革手袋を持っていて助かった。

営業車で困ったのは、厳密には自分の所有物ではないから、たまに別の人間が使用して交通事故を起こしたりして、自分の私物諸共返ってこないようなことがあったことだ。

アポロ13号爆発事故の危機を救ったとも言われる伝説的なダクトテープはホームセンターだかで500円前後で買ったが、あとは45リットルごみ袋以外はできるだけ100円ショップの商品でセットを作るというのが現実的だった。

動画サイトなんかだとサバイバルリュックはやたら豪勢なのだが、私の場合だとオフィスと営業車、自家用車と自宅で4セットサバイバルリュックが必要になるから、ハッキリ言って、盗難の恐れすらあるオフィスや営業車なんかにダウンシュラフやサーマレストなど置けるかと思う。

現実的なセットを考えるとIKEAのブルーシートみたいなバッグ(200円くらい)にビニール紐、トイレットペーパー、ボックスティッシュ、45リットルごみ袋(10枚くらい)、ダクトテープ(これだけはガムテープではなく奮発してもらいたい)、カッターナイフ、ハサミ、つめ切り、ホッチキス、目玉クリップ、ブルーシート(100円ショップの1.8メートル四方なら2枚)、ポンチョ、ビニール傘、100円ライター(3個入りセットとか)、ジッパー付きファイルケース(A4サイズ)、メッシュバッグ、軍手、靴下、うちわ(扇子)あたりで総額2000円程度でおさめたいところだ。
あと紙コップとかもあると便利かな(100円で50個くらい)、会社から年始のタオルとかもらったら隙間に突っ込んどくとか、カレンダーの余りとかも何かに使える場合があるだろう。

本当は背負えるバッグが理想だけど、最悪会社の台車をかっぱらうとか緊急避難的にはいろいろ考えておくべきだ。
会社にサバイバルリュックのちょっと高いやつを用意してもらうのが理想だが、最低でも水と食料くらいは会社に予算をつけてもらう。

自宅と自家用車は一応紛失はしないという前提で、奮発できる。
とはいえ、常備軍であるから、アウトドア/キャンプが趣味の人あっても、今現在利用中のものと兼用を考えるのは良いとは思えない。
アウトドアが趣味のひとなら、何度か装備品のアップグレードを行っているはずだから、予備役のものを完結したパッケージとして玄関とかクルマのトランクとかに用意するべきだ。

たとえばステンレスマグからチタンマグにアップグレードしたり、通気性があまり良くない安物のレインウェアから透湿性やストレッチ性の高いレインウェアにアップグレードしたり、だいたい2セット分くらいは確保できるのではないか。日に焼けて普段は使わない帽子とか色焼けしたリュックとか、いろいろとっておくと便利。

全部一線級の装備が理想なんどけど、アウトドア活動すると後日はテントを乾かしたり、寝袋を干したり食器を洗ったりといったメンテナンス活動があるだろう。そのときに数分で自宅を離れなければならないといった災害が起こるとも限らない。

東日本大震災でも寒さ対策に靴下とか上着とか準備していて命を落とした人が大勢いることを忘れるべきではない。