ルパンの消息 (光文社文庫)横山 秀夫光文社このアイテムの詳細を見る |
読み応えたっぷりで、とてもおもしろく、早く早くと早く最終ページに
たどり着きたかったです
時効直前の事件が2つ、それにかかわりがあるのか・・・高校時代の仲間たちの
秘密、単に話の流れとして出てきたと思われるような人が、ふとすごい存在感な
人だったり、事件や犯罪を起こした人だけではなく、解決しようとする刑事さんの
端から端まで、すべての人がほんとに、息遣いを持って動き回っている姿が想像
できるようなリアル感と、おもしろさ!!
人物ひとりひとり、それも少人数ではなく、キャラクター、人間関係、事件の背景、
時の流れ・・・、本当に作りこまれた作品なんだなぁ~と、感じました
おもしろくて、はまってしまい、登場人物に感情移入してしまって、つらくなって
しまったり
それも、だからこそ仕方ないことなんですよねぇ
事件にかかわる人々、自分自身のせいで関らざるをえなかった人とそうでない人、
涙を飲んだ人、過去を忘れてしまえた人、忘れられなかった人。
同じ時間の長さを過ごしてきているけれども、歩んできた道の内容は全然変わって
しまっていたんだなぁ~と。
わたしが単純なだけなのかもだけれど、終わると思って2度もびっくりして
しまいましたっ。
一度目は怒りのびっくり、二度目は忘れていたけどなるほどなぁなびっくり。
最後まで気を抜かず、おもしろかったですっ!
これぞ、読んだぁ~って感じの読後感
こうなると、ドラマ化どのような配役さんかがきになりますっ