焼酎の話
2005年09月29日 | 酒
昨今、全国的に焼酎ブームですが
焼酎と一口にいっても色々分類があります。
今日は基本的な焼酎の分類のご案内。
酒税法の第三条ならびに第四条では
焼酎は2種類に分けられています。
『甲類』(こうるい)と『乙類』(おつるい)
甲類とは
「連続式蒸留機によってアルコール含有物を蒸留したもので
アルコール度数三十六度未満の酒類。 」
乙類とは
「連続式蒸留機以外の蒸留機によってアルコール含有物を蒸留したもの
でアルコール度数四十五度以下の酒類。 」
甲類焼酎は、連続式に何度も何度も蒸留を繰り返すので
原材料の持つ独特の香りや風味がほぼ全てなくなり、
純粋なアルコール分が残ります。
飲むときには水割り・ロックでは味が無いので、
果汁や味のあるもので割って飲む事が多いですね。
酎ハイなんかには適しています。
乙類焼酎は単式蒸留器で一回または二回だけ蒸留されることが多く、
原材料によってその味わいが大きく変わります。
「麦焼酎」「「芋焼酎」などで販売している酒類は乙類になります。
乙類って聞くと、甲類より劣っているような感じがするせいか
最近は『本格焼酎』って呼ばれてますね。
それぞれ特徴やもち味が違うのでなんとも言えませんが
今の焼酎ブームを支えているのは間違いなく
『乙類』ですね。