金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

ツカモトハコベ(金剛山の新種ハコベ)

2017年08月18日 01時14分44秒 | 金剛山の山野草

 金剛山でハコベの新種が
 見つかりました。
 お名前はツカモトハコベです。
 愛知教育大学の芦沢俊介教
  授が論文も発表されています。
 可愛がって下さいね。

 ツカモトハコベ
 (ナデシコ科ハコベ属)
 5月頃に芽を出し始めます。
 生育しているのは沢沿い、
 湿った林道脇、山の斜面な
 どです。多年草。






    現在、愛知県、三重県、
   奈良県、大阪府でしか見
   つかっていないそうです。



 他所では6~7月が花期ですが
 金剛山では10月までと、花期
 が長いそうです。
 形態的に少し違うところがあるよう
 ですね。



 実はこのハコベ、私が所属し
 ております
 「金剛山の植物に親しむ会」
 のMさんが、1995年に見つけ
 ておられたのですが、調べて
 も調べても名前が分からなか
 ったそうで、

  「名前を付けて頂き、20年間
  の胸のつかえが取れました」

 と、愛おしげにツカモトハコベ
 にカメラを向けられていました。

 芦沢教授らも金剛山に足を運
 ばれ、Mさんと一緒に確認さ
 れています。
 



  私も色々と教えて頂き、知っ
  たかぶりをしております。






    種子が大きくなってくると、、、

  

  種子の成長と共に、上を向い
  ていた花柄が、地面
に向かっ
  てグングン伸びていき
ます。





 地面にまで花柄を伸ばすのは、
 子孫を絶やさないため、確実に
 種を土の中に混入させようとの
 狙いがあるのでは?




 少し色がついてきましたので
 間もなくサク裂、、、?



   タカサゴユリ(ユリ科)



   ヤブラン(ユリ科)



   ハキダメギク(キク科)



   サオトメバナ(アカネ科)



   ヤマノイモ(ヤマノイモ科)



 アケボノシュスラン(ラン科)
 様子を探りに行って来ました
 が、もう少し時間が必要。




  可愛いカラスウリの果実、
  沢からの涼風に、
  ユラリ、ユラリ、、、



   アメリカタカサブロウ(キク科)



               (2017・8・18)
































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4 コメント

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これからもよろしく (むっちゃん)
2017-08-20 16:57:53
時々ブログを拝見しています。
私のような超初心者には知らない花ばかりですが、大変勉強になります。
先日は葛城山のナンバンギセルを見に行って来ました。少し遅かったけど、何とか楽しむことができました。
私は金剛山の植物に親しむ会の観察会に2〜3度参加させていただきました。
これからもよろしくお願いします。
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ナンバンギセル (忍者)
2017-08-20 23:48:43
むっちゃんさん
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
秋花の開花が始まりました。
来月に入れば、例年通りなら園地でナンバンギセルが見られますよ。
9月の定例観察会、お待ちしております。
返信する
お礼とお詫び (むっちゃん)
2017-08-21 07:11:34
丁寧なコメントありがとうございます。
ただ、残念ながら9月9日の例会は会議が
入っていまして、参加できません。
10月の例会はできるだけ参加したいと思っています。
返信する
お待ちします (忍者)
2017-08-21 07:21:51
むっちゃんさん
何度も、ありがとうございます。
都合がつきましたら、10月例会ご参加下さい。、お待ちしております。
返信する

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